第10話 大人になりきれない
私は……
大人になりきれない大人。
貴方は そんな私をベビーと呼ぶ。
広く大きい腕の中。
窒息してしまいそうな心地よい
香りと温もり。
貴方の前では
なぜか子供っぽいベビーで居られるわ。
だけど、なんだろう。この胸騒ぎ。
ふつふつと湧いてくる胸騒ぎ。
1人になった時、
あなたを失った喪失感で
何も手につかなかったわ。
わたし、ベビーで
居られなくなったわ……。
そう、ワタシの1部、ううん。
全てかもね?
忘れられない香り……
愛おしい温もり……
頬をつたう涙の数があなたへの想いを強くする。
「こんなにも好きだったなんて」
後悔しないと
私は勘違いしてたのね?
あなたの居ない右側が
寂しそうに風がそよぐ。
お願いだから、「ワタシ」を愛して。
ワガママ言わないから。
その時、スマホからメロディが流れてきた。
「あ…」
やっぱり私たち、
ツインレイなのね?
僕は……バケモノ たから聖 @08061012
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