第8話 壊れたこころ
「愛してる」と、確かめ合うのに、
なぜ壊してしまうのだろう。
こころの中で……
未来への不安が交差する。
「幸せなんて慣れないよ」
あなたが言う。
飛び込んでおいで。
待ってるから。
いつまでも、いつまでも。
「永遠の愛なんて無い」
あなたは言う。
こころがちぎれる。
創造と破壊の狭間で……
あなたは苦しんでいる。
「何を求めている」
あなたは、後悔しながらも
沢山、こころを壊してる。
ホントは泣きたいのに、
ホントは……
甘えたいのに。
自分で終わらせる事が
クセになってる貴方。
今まで、そうだった。
だけど……?
これからは違う。
そう。
これからは…後悔しない。
だって、
あなたは「運命の人」だから。
私は、貴方を包み込む。
土砂降りの中で
雨に打たれた仔猫のように…
あなたの心は
破滅していた。
そっと……
そっと……
距離を詰めてみる。
あなたのこころは、土砂降りです。
「私が貴方を助けます」
ホンモノの愛なんてない。
犠牲の上で成り立つ愛しか
見当たらない。
何処まで犠牲を払えば良い?
自己犠牲。
それは、
過去の束縛から
脱出する為に、心が拒絶反応を
起こしているんだ。
泣けばいい。
沢山泣けばいい。
きっと、その後は……
ホンモノの愛を知る事が出来るから。
ふわっと、あなたの香りを嗅ぐ。
あぁ、
あなたが、貴方で良かった。
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