僕は……バケモノ
たから聖
第1話 地球の果てまで。
僕は……バケモノ。
僕は……バケモノ。
君は壊れたネジを僕に見せる。
君は、微笑むと
『これは、貴方の心よ。』
そう言って、君は僕のネジを
沼に捨てた。
僕がネジを大切にしなかったから。
君は捨てたんだね。
僕だけの楽園を君は捨てた。
僕は……バケモノ。
そうさ。僕だけの楽園……。
君は微笑みながら、
僕を苦しめた……
僕は、沼の中からネジを探す。
あれは、
僕だけのチケットなんだ
ネジが見付からない
沼にどんどん沈んでゆく。
僕はバケモノ
君は微笑みながら……僕を
苦しめる……。
僕だけのチケット。
もう楽園には行けない。
そんな時
バケモノの僕に手を差し伸べたのは、
やっぱり君、、、、、。
舌を出しながら
微笑む君は
真実のネジを
僕に渡す。
僕を苦しめた君は、
微笑みながら……息絶えた
僕はバケモノ。
永久に君に恋する……
そうさ。
それだけなんだ。
君だけには……
白馬の王子で
いたかったんだ…………。
僕はバケモノ。
僕はバケモノ。
君が生きてさえ、居てくれれば
僕は、変われたかも知れない。
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