第8話「山村美佐子」

 アパートの二階に出て、片側へ伸びる通路を直進する。

 手前から二番目の部屋まで歩み寄り、玄関ドアの前で立ち止まった。

 インターフォンはかなり旧式で、カメラ機能などがない種類のものだった。

 かたわらの壁にプラスチック製のプレートが掲げられている。表札だ。



―――――――――――

【二〇二号室】

   山村 美佐子みさこ

       夕子

―――――――――――



 すぐ横に立つ鏡峯の顔を、ちらりと見た。

 猫のような瞳も、こちらの様子をうかがっていた。

 不安そうな面差しに感じられたのは、思い過ごしではないだろう。

 リップで真珠色にられた唇が、きつく左右に引き結ばれている。


 私は、インターフォンのボタンを押した。

 呼び出しの電子音が、静かな通路に響く。

 そのまま待ったが、部屋の中から反応はない。


 私と鏡峯は、いったん顔を見合わせた。

 それからもう一度、チャイムを鳴らしてみる。

 さらに三〇秒ほど待つと、ようやくインターフォンのスピーカーから返事が聞こえてきた。


<――はい、どちら様ですか?>


 宅配業者といつわって電話した際と、似通った言葉遣い。

 だがこちらは少しおっとりとした印象の、大人の女性の声音だった。

 鼻に掛かったような甘さがあるが、響きに疲れと物憂ものうさをはらんでいる。

 応対に出たのは、山村夕子の母親だろう、と私は直感した。


「どうもすみせん、こちらに山村夕子さんはご在宅でしょうか」


<……えっ、夕子? 夕子とお知り合いの方ですか?>


 スピーカー越しに聞こえる声からは、驚きと戸惑いが伝わってきた。

 鏡峯が横から、インターフォンに向かって話し掛ける。


「あのっ、あたし、ユッコの――夕子ちゃんの、友達です。通ってる学校は、違うんですけど。前から仲良くしてもらっていて。今日は夕子ちゃんと会って、話がしたくてここへ来ました」


<まあ、もう一人いらっしゃるの? そう、そうなのね、夕子のお友達……>


 スピーカー越しの声は、鏡峯の存在に気付いて、再度驚きを示す。

 そこには一瞬、かすかな喜悦の感情がのぞいたように感じられた。

 だがあとに続く言葉には、浅い溜め息が混じり、失望がにじんでいた。



<ねぇ、お二人共ごめんなさいね。夕子は今、留守にしているのよ。折角お友達にここまで来て頂いて、本当に申し訳ないのだけれど>


 私と鏡峯は一瞬、互いに顔を見合わせた。


 山村夕子は不在だった。

 とはいえ予測された事態だ。


「夕子さんが何時頃、こちらへお戻りになるかわかりますか」


<ええと。それはたしか、夜の九時半頃と言っていたはずだけれど……>


 山村夕子の帰宅時間をたずねると、スピーカー越しの声が答えた。

 一時的に忘れかけていた記憶を、おもむろに手繰たぐり寄せような口調だ。

 次いで幾分、不思議そうにこちらへき返してきた。


<でもうちへいらっしゃるのなら、夕子と電話やメッセージで約束はしていなかったの? そうすれば、こんなすれ違いもなかったでしょうに>


「……はあ、私の方では約束していたつもりだったのですが。どうも日時を勘違いしていたかもしれません」


 スピーカー越しの問い掛けは、当然予想された指摘だ。

 私は、事前に用意していた虚言で、言い逃れようとした。

 声の主は<ああ、そうなのね……>と言って、胡乱うろんに思わなかったようだ。

 突然の訪問者をいぶかしむほど、注意力が働いていないのかもしれなかった。


 鏡峯は隣で、私の顔をあきれたように覗き込んでいる。

 虚言をろうする有様を、苦々しく感じているのが伝わってきた。

 しかし私の目から見れば、むしろ鏡峯の妙な善良さこそ、ギャルの身形みなりに似つかわしくない気がした。



「いずれにしろ、夕子さんはお帰りが遅くなりそうなのですね」


<ええ、そうみたいなの。ごめんなさいね>


 スピーカー越しの声は、心底残念そうに聞こえた。


<できたらあの子に早く戻るように伝えて、帰ってくるまで部屋の中で待ってもらいたいところなんだけれど。今日は私もこれから、仕事に出なくちゃいけないの>


「そうですか。それはかえってご迷惑をお掛けしたようで、すみませんでした」


 私は、いったん引き下がりつつも、いま少しやり取りを続けようとした。

 そのための手段は、ここを訪れる前に準備してあった。


「ただ実のところを申しますと、私たちから夕子さんにお渡ししたいものがありまして。今日はそれを持参して、こちらへうかがっているのですが」


<まあ、あの子に渡したいものが?>


 スピーカー越しの声に三度みたび、軽い驚きがもる。

 私は、すかさず頼み込んだ。


「はい。だからもし差し支えなければ、預かって頂けないでしょうか」


<ああ、そういうことでしたら、ちょっと待ってください――……>


 インターフォンの通話が途切れ、ひとときアパートの共用通路に静寂せいじゃくが戻った。

 それから一、二分余りの間をはさみ、部屋の中から人が動く気配が伝わってきた。

 解錠の金属音が聞こえて、正面の玄関ドアが開く。



「わざわざ来てくださったにごめんなさいね、夕子が留守にしていて」


 室内から姿を現したのは、黒いミディアムヘアの女性だった。

 ゆるいシルエットの部屋着の上から、カーディガンを羽織っている。

 鼻筋の通った面立ちで、肌色が白く、口唇がつやっぽい。


 この女性が、山村夕子の母親らしい。

 表札の表記に従えば、氏名は山村美佐子だ。

 ひと目見たところ、三〇歳前後と感じられる。だが高校三年生の娘がいることを勘案すれば、実際にはもうひと回りほど上の年齢に達するはずだった。


 山村美佐子と思われる女性は、まず鏡峯を見て、笑顔を浮かべた。

 次いでこちらを向き、私の風体を見て取ると、わずかに瞳を見開く。

 初夏に中折れ帽とトレンチコートを着た人間と初めて遭遇した際、誰もが示す反応だった。

 ちなみに目の前の女性の場合、インターフォンでの通話中に驚いた回数も合算すると、これで予期せぬ訪問者に対して四度同じ反応を示したことになる。



「いえ、きちんと私が約束をたしかめなかったのが良くなかったので」


 私は気にせず、やり取りを続けた。


「ところで夕子さんは、もうすぐ誕生日でしたよね」


「ええはい、たしかにそうですけれども」


 念のために確認するように訊くと、山村美佐子はおっとりした口調で返事する。

 間違いなく、インターフォンのスピーカー越しに聞いたものと同じ声だった。


「それで少し早いのですが、お菓子をプレゼントしようと思ってお持ちしました」


 私は、隣で立つギャルに目で合図を送った。

 すぐそれに気付いて、鏡峯は所持していた紙袋を差し出す。

 先程駅前で購入したチョコレート菓子の詰め合わせだ。

 ここが菓子折りの使いどころだと、会話の流れで察したらしい。


「えっと。あのぅ、これどうぞ……」


「まあ、これは本当に気をつかって頂いて。ありがとうございます」


 紙袋を受け取ると、山村美佐子はすっかり恐縮した様子だった。

 娘に代わって頭を下げ、礼の言葉を述べる。


 そのあいだに私は、素早く玄関ドアの奥へ視線を向けた。

 せまくて薄暗い玄関には、女物の靴が並び、上がり框の先の床に花柄の敷布がある。

 その向こうは短いフローリングの廊下を挟んで、すぐリビングになっているようだった。

 部屋の様子はよくわからないが、窓のカーテンは閉め切られたままで、照明が点いていた。

 全体的に散らかっているようなところはなく、普段から掃除が行き届いている印象だった。



「それでは今日のところは失礼して、また日を改めて伺います」


 私は目的を果たすと、怪しまれないうちに会話を切り上げることにした。

 玄関ドアの前から後退あとじさり、会釈えしゃくして辞去しようとする。鏡峯もそれにならう。


「ではそういうことで。どうぞ夕子さんによろしく……」




     ○  ○  ○




 私と鏡峯は「メゾン平伊戸」から離れ、住宅街を市道の方へ向かって引き返した。


 アパートの二〇二号室を立ち去る際、山村美佐子は私と鏡峯を呼び止めた。

 まだ私たち二人の名前を聞いていないので教えてもらいたい、と今更な理由で声を掛けてきたのだった。鏡峯は正直に自分の氏名を名乗り、私はあえて「柏木翔馬」と山村夕子の同級生の名をかたった。

 またしても鏡峯はこちらをにらんでいたが、受け流して取り合わなかった。


 私は、自分が高校生の人間関係にかかずらっている痕跡こんせきを、人前に残す趣味はなかった。



「ていうかユッコの小母おばさんにお菓子渡すとき、なんで誕生日の話しちゃったわけ?」


 住宅街の狭い道を歩きながら、鏡峯が問い掛けてきた。

 こちらを半眼で睨み、不平そうに口をとがらせている。


「あたしがユッコの誕生日が近いから会いたがってるんだ、って伝わっちゃったらサプライズのパーティーできなくなっちゃうじゃん」


「玄関ドアを開けさせたあと、山村夕子の母親には一連の状況を不自然に思わせたくなかった。そのための細工に誕生日を利用するのは、一番有効そうだったからそうした。君と私が山村夕子の友人だという言い分にも、傍証ぼうしょうとしての説得力がある」


「玄関ドアを開けさせたって……じゃあやっぱ、ここへ来る前にお菓子買ったのも、それが目的だったの? 直接ユッコか、あの子の小母さんと会っておきたかったから?」


「他にも玄関口から多少なりと室内の様子が窺えるのではないか、と期待していた。ただし親子で二人共外出している可能性もあったし、受け取りを拒否されるかもしれなかったから、確実な手段ではなかったが」


 私は、自分の考えを事務的に説明した。


「尚サプライズパーティーの件だが、逆に山村夕子は一度プレゼントを受け取ったことで、もうそれ以上の贈り物はないと思い込むかもしれない。だから今後の立ち回り方次第では、まだ君が誕生日当日に彼女を驚かせる余地は充分に存在するだろう」


「……うーん。それはまあ、そうかもしれないけどさあ」


「さらに付け加えれば、仮に山村夕子と再び連絡が取れるようになったとしても、まだ君が思い描くようなサプライズが実現できると決まったわけではない」



 ほどなく住宅街を抜けて、前方に交通の多い交差点が見えてきた。

 あれがおそらく市道だろう。この近辺は道幅も広がり、いつの間にか二車線になっている。

 しかし最初に「メゾン平伊戸」へ向かった際と別の道を通ってきたせいで、今歩いている場所の様子には見覚えがなかった。こちらの方が往来おうらいを行き来する人は多く、道路沿いにバス停も立っている。


 私は、市道へ出る少し手前まで来ると、ファミリーレストランの横で立ち止まった。

 鏡峯もそれに倣ったものの、こちらを何事かと怪訝けげんそうに覗き込んできた。


「ところで鏡峯はこのあと、何か用事があるのか」


「えっ、何いきなり。口説くどこうとしてんの?」


 こちらの問い掛けに対し、鏡峯は身構えて訊き返す。

 自意識過剰な反応だ。


「年下の少女は誰であれ、私の趣味ではない。昔からごく身近に扱い難い相手を知っているし、ましてや君が彼女と同い年の知己となれば猶更なおさらだ。何かあると家族に筒抜けになるというのは、ぞっとしない」


「……あー。何言ってんのかと思ったら、要するにリナりんのことが苦手だから年下の女は好きじゃないって話か。ヤバい、もしかしてリュウちゃんって『妹がいるせいで年上じゃないと興奮しない』みたいなタイプ? そういう男、ホントにいるんだ。あたし初めて見たかも、ウケる」


「ハードボイルドの世界では、女子高生を一人前の女として見做みなさない、というだけのことだ。あとリュウちゃんは止めろ」


 私は、内ポケットから煙草のパッケージを取り出し、一本抜き取って火を点けた。

 これからしばらく、ニコチンを摂取できなくなる。今のうちにっておきたかった。


「たしか山村夕子の母親は、さっき自分の娘の帰宅時刻が午後九時半頃だと言っていたな。私はそれまで、ここのファミレスで時間をつぶすことにする」


「うっそ、マ?マジ? まだ今午後六時過ぎたばっかなんだけど」


「どうせ日を改めても、山村夕子は日中には不在で会う機会がないかもしれない。それでも顔を合わせようとするなら、アパートに帰ってきたところへ押し掛ける方が確実だと思う」


 私は、口にくわえた煙草をくゆらせながら言った。


「ただし計画は夜遅い時間帯にまで及ぶから、君の予定をたずねたのだ。都合が悪いなら、無理する必要はない。私が一人で彼女と接触を試み、結果は明日にでも君に報告しよう」


 鏡峯は思案顔でうつむき、私は依頼人のギャルが答えを出すまで黙っていた。

 煙草の先端が五ミリほど灰になるより早く、鏡峯は派手なメイクの顔を上げた。


「……わかった。あたしも一緒にユッコが帰るのを待つよ。家に帰るのが遅いと親がうるさいかもしんないけど、それより早くユッコに会いたい。だからあんたとファミレスに行く」



 それで話はまとまった。


 私は、まだ半分も喫っていない煙草を、携帯灰皿で消した。

 ファミリーレストランの店舗へ歩み寄り、出入り口の自動ドアから入店する。

 すぐに制服姿の店員が駆け付けてきて、私と鏡峯を客席に案内した。


 私と鏡峯が通されたのは、フロアの角に近い座席だった。

 片側の通路を一本挟んで、窓際のテーブルと隣り合っている場所だ。

 店内は現代社会の風潮に迎合げいごうし、当たり前のように全席禁煙だった。

 私は、中折れ帽とトレンチコートを脱いで、少しだけ身軽になった。


 しばらくメニュー表を二人でながめたあと、改めてブザーで店員を呼ぶ。

 まだ少し早い時間だが、今のうちに夕食を済ませてしまうことにした。

 私は定番メニューからミックスグリル、鏡峯はてりやきソースのアボガドロコモコという品を注文し、どちらもドリンクバーを頼んだ。代わるがわるドリンクサーバーに立ち、好きな飲み物をいで席へ戻ってくる。


 かくして山村夕子が帰宅するまでの、長い時間待ちがはじまった。



「さっきだけどさ、あんたがユッコの家で玄関ドアを開けさせたって話したじゃん」


 鏡峯は、ドリンクバーのメロンソーダを飲みながら言った。


「それで実際にユッコの小母さんに会って、あの子の家の中を覗いてみたりもして――あんたはどんなふうに感じたの? なんかわかったこととかあったわけ」


「そうだな。裏取りできたわけではないが、それなりの蓋然性がいぜんせいで察せられた点はあった」


 私も、コーヒーカップを口元でかたむけつつ話す。


「まずアパートの通路で二〇二号室の表札を見た時点でもわかったが、山村夕子は母一人子一人の家庭で暮らしているようだった。室外から覗いた印象でしかないが、女物の靴しかない玄関をはじめ、日常的に男性が同じ部屋で起居している雰囲気を感じ取れなかった」


「ああ……。それはあたしも、たぶんそうなのかなあと思った……」


「次に気になったのは、部屋のカーテンだ。今は六月だし、訪問時はまだ明るい時間帯だった。しかし窓はカーテンでおおわれたままで、室内には照明が点いていた。建物を外側から見た際にも閉まっていたし、あの部屋のカーテンは閉め切られている状態の方が多いのではないかと思う。そうして、ひょっとしたら山村夕子の母親は、あのとき時間の感覚を正しく認識していなかったかもしれない」


「へっ、何それどういうこと?」


「私たちがチャイムを鳴らしたとき、おそらく山村夕子の母親は寝起きだったからだ」


 観察に基づく推理を述べると、鏡峯は猫のような瞳をまたたかせた。

 理解が追い付いていないようなので、見立てを補足しておく。


「たぶん山村夕子の母親は、家計を支えるために夜間勤務の仕事に従事しているのだろう。先程インターフォンのスピーカー越しに会話した際にも、『これから仕事に出なければならない』と言っていた。深夜から明け方近くまで働き、自宅では娘の世話や家事などをこなして、その合間に睡眠を取る――そうした生活を送っているのではないかと思う。だから私と君が訪問したときも、ベッドなり布団なりから抜け出すための時間が必要で、すぐ来客に対応できなかった。玄関ドアを開ける前には、部屋着から着替えて身形を整えねばならず、ゆえに私や君を一、二分ほど待たせねばらなかったのではないか」


「……ちょ、ちょっと待って。あたし、今気付いたんだけど」


 鏡峯は、弾かれたに顔を上げ、自らも見解を述べようとした。


「もしかしてユッコが普段、みんなで遊んでいるときに帰りが夜遅くなっても『うちはそういうのユルいから』って言ってたのってさ――」


「おそらく君が想像した理由で間違いない。そもそも山村夕子の自宅には、深夜に帰ってきても彼女の身を心配する家族が不在なのだ。だから朝帰りでもしない限りにおいては、誰からも素行をうるさく注意されることがない」


 あとを引き取って賛同すると、鏡峯は表情を強張こわばらせた。

 テーブルを挟んで、二人のあいだに僅かな沈黙が生まれる。


 ほどなく店員がトレイに料理を乗せて、こちらへ運んできた。

 私と鏡峯の前に注文の皿を並べて、ごゆっくりどうぞ、とおそらく心にもないことを言った。伝票を置いてからきびすを返し、足早に厨房の方へ戻っていく。

 私たち二人はナイフやフォークを手に取り、静かに食事をはじめた。



 丁度そのとき――

 店の窓側へ目を向けると、見覚えのある人物の姿が視野に映った。

 着飾った女性が一人、ファミレス沿いの道を歩いている。

 華やかなデザインのジャケットとタイトスカートを着用し、ハンドバッグを脇に抱えていた。手首や胸元には、アクセサリーが輝いている。


 窓硝子がらすを挟んだ向こうで、屋外は日没が近付き、徐々に薄暗くなりはじめていた。

 しかしすでに街灯の明かりが点いていたおかげで、道行く女性が誰かははっきりとわかった。


 山村夕子の母親、美佐子だ。

 アパートの玄関先で見た面立ちは、メイクでいっそう見栄え良く整えられ、若々しかった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る