「もっと簡単に、柔軟に、1歩引いて｣

たったそれだけで世界の見え方が少し変わる、そう言われてみたはいいもののまるで分からない。

今までその考え方を一切していなかった、逆行していたというのは思いのほかデカい。

「スイッチひとつで簡単に変わればいいのに」

そんなことすら呟くに至る。

今まで人から「視野が狭すぎる、限定的すぎる、硬すぎる、物事を一人称でしか見れていない、だからお前はダメだ。」などと散々な言われよう、その度に「うるせぇバカタレ」と弾いてきた。

だってどうしたらいいか分からないのだから。

言い訳がましかろうがそうでなかろうがどうしたって何も分からないし答えなんて降ってきやしない、かと言って人に聞きゃいいってな訳でもなくて、

と、考えて焦ってる時点で既に手遅れなんだけども。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい