第93話 逃げてきた

心から壊した言葉は愛でした 夏の終わりに直した未来



『逃げてきた』夢の足音どうかまた 傷む星屑悼む風鈴



夕暮れにかじかむ小指初版本 神保町の緋色探偵



事故物件 炭治郎さえ疎むのか 悲しい響きに悲しい音に



星の笛呼ぶか、今からさあ、逝くよ 僕らの愛を止める日まで

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る