第49話 星離雨散

悲愁さえ星野写真のように見る少年のあなたは夜空へ駆ける



星離雨散 李白の言葉メモる午後 少年たちが勉強する日



星辰の名を持つ少年祈る地球(ほし) 哀しみをいつか分かつために



路地裏の少年非情に開く瞼 世紀末の道化師嗤う



古書店の惜春少年春燈の釣り鐘ランプは白く這うように

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