第16話 【ひぐらし】
これは少し前に、万九郎が佐世保の精神科のある総合病院に、少しだけ世話になっていた時の話です。
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真夏だなあ。
今日は佐世保の精神科の総合病院から外出して、佐世保の中央商店街を歩いている。
だから、実は陽射しは差してませんw
商店街と言ってもかなり立派なアーケードで、九州では天神、熊本市に次ぐサイズで、関西、関東にもあまり見ない規模!佐世保凄い!
さっきは佐世保バーガーの店で佐世保バーガーを食べました。1人でwww
美味しかったです。
そう言えばさっき、JR佐世保駅前から少し歩いた所に、なんかゴージャスな教会がありました。
佐世保カソリック教会だそうです。
とても、とても素敵な教会ですね。
さて、今日の午後は佐世保市場とか自衛隊基地とか、あまつさえUS Navy Baseをウロウロして、城島選手の豪邸の周りをピョンピョンして、夕方に適当な中華料理屋でちゃんぽんを食べて、病院に帰る予定です。
たった1人でwww
たった1人と言えば、関東の大学に合格して、自分の一生で初めて宿舎で一人暮らしを始めた時でした。
茨城県新治郡桜村って所にあった大学です
ここの第2学群って所に、こともあろうか主席で入ったそうです。
教官にそれっぽいこと言われましたした。
でも、ね。
大学じゃあ何もいいことなかったDeath。
友達1人も出来ないし、女の子には完璧に無視されるしwww
でも外国語と情報処理は頑張ったし面白かったンですよー。
英語は今でもTOEIC満点近く取れると思うし、情報試験は特殊に合格しました。
得意な開発言語はFORTRAN、C、C++、BASIC、Java、C#、Java Script、Pythonなどです。
そういや1年3学期の情報処理の授業では、評価Sを頂きました。
今や精神分裂病てすけどねwww
ちょうど、今の季節でした。
東大(ヒガシオオ)通りを渡って、自動車免許講習所の脇を原チャリで通って、彼岸の頃には秋桜(コスモス)が両脇に咲いてる一本道を通ります。
シュルシュル快適にマウンテンバイクで下り道に差し掛かると、山から村までの光景が一望出来ました。
そう、それは丁度、今頃の季節でした。
下り道を下がり切って右手にある豚舎を、風のように爽やかに無視します。
そこから左側、そして上に走った所で、ボクらはバイクを停めたのだった。
今はまだ陽射しが強いけど、もう少ししたら後ろの森の影になって、日陰になる。
そしてボクらは2人で一緒に聞いたのだ。
あのヒグラシの大合唱を。
シュシュシューシュシュシューシュシュシュー♪
まるで満天の風が靡くように、満天の星々が透明に輝くように、あれほど素晴らしい音楽は、あの後一度も聞いたことがありません。
この場所を、キミに紹介したくて・・。
ありがとう。あなたの気持ちには到底応えられないけど、この年この場所で2人だけで聞いた素晴らしいシンフォニーは、この先私に彼氏が出来ても、結婚しても、子供が出来ても、歳を取っても、そしてたった1人でこの世から消え去る時まで、きっときっときっと忘れない。
あなたの事はすぐ忘れるけど。
同じ歳で同じ専攻の可愛くて綺麗で、オッパイはCカップな冷たい子でした。
長野県の上山田の屋代高校とか、そんなとこ出身で入学試験はボクに次いで2番。
頭だけは妙にいい、オッパイの大きな子でした。
更級郡とかそんな小さな町にクルマ(ヨタ8 )で通りかかった時でした。
え、あれは!?
可愛い綺麗な女子高生が、ママチャリで道の右側を、風のように、まるで木星に近い天体のように、走って来ます。
こっちもクルマを停めて、まるで故障したみたいにダッシュボートを立てて、まるで見つかっちゃマズいみたいに、車外で立っていました。
スウッ
一瞬で、ほんの刹那で、彼女は後方に走り去って、どこかに見えなくなってしまいました。
雪が、ほんの僅かに、何故か悲しく降っていました。
さようなら。
26億年の、輪廻の果てまで。
その日、群馬の高崎まで車🚘で帰ったのでした。
To be Continued.
そう言えば、Back to the Futureが流行った年でした
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