第06話 一日一用事と言う呪縛

メンタルヘルス的に疲れ易い性分故に、

家族は一日一用事と言う標語を掲げて来るのだが

午前中に通院して、午後から食材の買い出し程度の

スケジュールは、組んでも支障が無くなって来た。

午前中に通院は妻も同条件だし

午後から単独で行かせてしまっては

荷物を全て持って帰ることが難しくなってしまう。


一日一用事を掲げ始めたのは

もっと古来と言うか

甲状腺機能亢進症と自律神経失調症を

合併していた頃で

この頃は昼食時には完全にエナジーがエンプティだった。

午前中に一用事済ませたら、あとは休息。

午後からどうしても外せない用事がある日は

午前を潰してゆったりペースで。

今、どうして一用事から脱却出来たか、と言うと

単純な見解を述べると

主症状だった甲状腺機能亢進症が

投薬治療でなりを潜めているからであり

副症状の自律神経失調症は

スーパーマーケットの冷やし過ぎには弱いのだが

さくじつ行った時の店内の空調は

ベストの温度で、とても買い物し易かった。


外的原因があり、結果がある。

治療に成功中で、神経を逆撫でる外因が弱い。

それだけで、僕は勇気を、元気を貰っている。

本日は一応、一用事しか組まれていない。

外気の空調がやさしい秋季に

運動療法の一環で、散歩してみるのも一興だろう。

取り敢えず、執筆は一用事には数えられない。

生き甲斐であり、挑むべき課題であるから

疲れと言う概念からは度外視された世界観。

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