私が小説を書いて考えたことと、あとは観光など

沼田 章子

第1話 なろうで小説を書き始めた理由

 なぜか、なろうで小説を書いているのに、小説を書き始めた理由をカクヨムで書いている沼田です。


 主に活動拠点は小説家になろうです。


 なろうで書き始めた日は忘れもしない、2022.2.4の平壌オリンピックの開会式の日だったかな。

 新しい門出として、開会式を見ながらスマホをポチポチしていたのを思い出します。

 小説の始まりはノートに書いていたので、それをスマホで写して書くだけだったが、なにしろ初めてなことで、緊張しながらもワクワクしながら作業をしていたことを思い出します。


 何話かを投稿して、落ち着いたらいつの間にかブクマが数個ついていて、誰だかわからないけど、よく見つけたなーとのほほんとして、そのままよくわからないまま書き続けていましたが、私が、小説を書き始めた理由は自分が読みたいと思うことが出来る小説がなくなってきたからなのです。

 もちろん、読みたい小説もありましたが、毎日更新でもないし、文字数が多少あっても一話なんて、あっという間にネット小説は読み終わってしまうものです。

 そう、私は元々読み専のようなものでしたが、実際には好き嫌いも多く、鬱展開が苦手だったり、主人公がやたらと苦労していると辛くなってきたりして、読むことをやめてしまうこともあるぐらいの偏食だったので、始めは自分でも読めるような作品のハイファンタジーを書いていたのですが、いつの間にか読んでくれる人も多くなってアレレと思っていたら、なんとなく書いているうちに、他の小説も書いてみたくなって(結果的に自分でも読むことが出来る為)、その当時、夢中になっていた聖女ざまぁで自分好みの小説を書いてみましたが、それが失敗の素でした。


 失敗の詳しい理由はあとで話しますが、こうしてなろうで、私は二作品を掲載するようになり、一時、失敗からエタって更新が二つとも無くなりましたが、今は持ち直して頑張っています(片方はエタったまま、一つは更新再開)。

 

 一つ目の作品をちまちまと更新をしつつ、なんとなく自分が読みたかった作品とは違うが、まぁ、素人の書くものだからな、と我慢して書き、自分で書いているので夢中にはなれないけど、自分でも読める作品にはなっているので(今は非公開、更新有)、まぁ、いいかと書いていましたが、ここで、問題が一つありまして、書き始めてしばらくしてわかったのですが、私は書くことがあまり好きでは無かったのです。

 書くことが好きなら、まだ良かったのですが、私は読むことが大好き。しかし、書くことは何度も読み返し、誤字脱字を防ぐことや、整合性を考えなくてはならない未熟者なので、実は小説を書くことは面倒で嫌い。だけど、読む物が無いので、自分で書いて、自分で納得するしかない。

 自己満足する小説を書くことを性行為の一種として捉えられることが多いけど、私にとっての小説を書くことは料理のようなもの、例えば、鬱展開をピーマンに例えると、ピーマンは嫌いだけど、ピーマンの肉詰めは好き。チンジャオロースのピーマンは細切りでピーマンの量が少なければ食べられるし、むしろピーマンが入っていてとても嬉しい。ピラフのピーマンは、少量で、物凄く細かなみじん切りだと、入っていても大丈夫みたいな感じの、我が儘。


 食わず嫌い人種なので、ピーマンそのもの、ガチの鬱展開は、読めないのです。


 いまだに、山崎豊子先生の「大地の子」は読めませんし、多分、読んだとしても、読後一週間廃人になるか、一ヶ月ぐらい本から遠ざかる生活になると思います。それよりなにより、まず、先生の作品を読もうという体力、気力が無いです。

 私もそれなりに毎日疲れているので、簡単にサクサク読むことが出来る手軽な内容の小説を今は希望しています。


 私が読みたいと思うことの出来る作品がたくさんあれば嬉しいな、と考える時があります。

 いつか自由にそんな作品を書けるぐらいに上達出来たら、小説をバンバン書いて頑張れるのでしょうか? 出来たらいいな、そんな感じで、私は小説を書いています。


 まぁ、バンバンは夢ですが……小説を書き始めた理由は自分が読みたい小説が欲しいからでした。

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