やる気とほんね

バブみ道日丿宮組

お題:今日のゲストは小説上達法 制限時間:15分

「こんにちわ」

「どうしたの? 大学は?」

「サボった」

「サボったって……駄目じゃないか」

「あなたと一緒にいるほうがためになるもの」

「助手の仕事するだけで学業に影響はでないよ」

「じゃぁ、教えて。詳しいでしょ探偵さん」

「毎日勉強はしてるけれど、教えられるかといえば怪しいところだよ」

「夜の勉強は凄いのに。私はじめてだっていうのにあんなにも迫って」

「男は夜は獣なんだよ。だいたい嫌がったりもせずに、喘いでたじゃないか」

「気のせい。私は感じてなんかいない」

「まぁどっちでもいいか。ずいぶんと収縮させた膣だ、なんてね」

「私のせいじゃない」

「そういうことにしておくさ。まっサボったっていうなら、早速手伝ってもらおうかな」

「今日はなんなの?」

「迷子探し」

「警察の仕事じゃないの?」

「3ヶ月前にいなくなったという話だ」

「ふーん」

「でも、僕は家にいると思うね」

「どうして?」

「食べ物とお金が毎日なくなるということだよ」

「やっぱ警察の仕事じゃない」

「警察はもう調べて異常なしという結果を出したよ」

「ふーん、無能なのね」

「マニュアル通りにしか動けないだけだろうね。給料以上に働くのは大変なものだ」

「それで行方不明になった子は何歳なの?」

「37歳。かつてはシロロと名乗るtuberだったらしい」

「その歳で迷子っておかしくない?」

「ちょっと病気を患ってるらしい」

「ふーん、危ないんじゃない?」

「僕もそう思って、依頼を受けることにしたよ」

「家を捜査するの?」

「屋敷をね」

「お金持ちなんだ」

「有名な企業の社長さんの家だよ」

「セキュリティちゃんとしてて、見つかりそうな気もするけれど」

「なんでも両親が海外に出てる間に謎のリフォームがあったとかなんとかで」

「シロロもお金持ち?」

「祖父と祖母の遺産をもらったらしい」

「へぇ……なんか最低な人な気がする」

「それで屋敷に秘密の部屋があるんじゃないかって言われてる」

「家から出たら、カメラに映らない?」

「地下がどうなってるかはわからないらしい」

「すっごい開拓されてるんだね? どこに穴があるかわかってないの?」

「パッと見は違いがないとのことだ」

「執事とかはわかるんじゃないの?」

「そこはお金で解決さ」

「汚い世の中ね」

「お金はすべてを解決できる力を持つからね」

「依頼費よかったんだ」

「……否定はしない」

「じゃぁ、今度高いホテル行こうよ。制服持ってくるからさ」

「いいね。JKは襲えないけど、君が制服に着替えてくれるなら実質JKになる」

「やる気だねぇ。じゃぁ、迷子探し行こっか」

「あぁ」

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やる気とほんね バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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