流星ドリームナイン 〜頑張るキミに~

運昇

とあるファンの備忘録


 天候:【曇】


 形式:【練習試合】


 場所:【桜花おうか聖翔せいしょう学園野球部グラウンド】


 対戦相手:【大船商業】


 対戦結果:【8―13】 ●負け


 新チーム戦績:【4勝5敗】

 

 両者、夏の大会以来の顔合わせとなった。前回の対戦では7-0と桜花おうか聖翔せいしょうが勝ち上がり、今回は練習試合とはいえ、大船商業にとっては桜花おうか聖翔せいしょうは泥水をすすることになった因縁の相手である。


 さて先行の大船商業は桜花おうか聖翔せいしょう学園の先発、潮崎しおざきの制球に苦しむ立ち上がりを攻め、3ランを打ち先行するが、負けじと桜花おうか聖翔せいしょう学園もその裏、日米注目のスーパー1年生、大河たいが俊一しゅんいちの2ランで食らいつき試合の行く末をわからないものにしたのも束の間、続く2回表、大船商業は四球とエンドランで無死1.3塁とするとそこから四死球を挟む適時打の嵐を浴びせ10得点を奪い、潮崎しおざきをマウンドから引きずり下ろし、夏の大会の雪辱を果たした。しかしこの試合で最も輝いていたのは先の夏の大会の主役といってもいい桜花おうか聖翔せいしょう学園のスーパー1年生、大河たいが俊一しゅんいちである。乱調の潮崎しおざきを受け継いだ緊急登板の大河たいがが、最後まで投げぬき、最速147km/hの直球を軸に被安打0無四死球無失点17奪三振と好投した。また打っては3ホーマー6打点とメジャー級の才能を持つ1年生がマルチな活躍をした。秋の大会は近い。夏の大会のダークホース的存在となった桜花おうか聖翔せいしょうの命運は大河たいが俊一しゅんいちの二刀流にかかっていると言っても過言ではない。


 時代を手繰る風雲児、大河たいが俊一しゅんいち

 今後も目が離せない将来有望な若者である。



 

 大河たいが「予定より早く投げることになりましたが点を取られなくて良かったです。打つ方もいいポイントで打てているのでこの調子で打っていきたいです」

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