マフィアの世界へようこそ
ぷいぷい
1話 夜月の復讐劇
私は12歳の頃親に借金を背負うされた。
私は彼らに散々な目にあった。
私はある日家に来たマフィアのボスだと名乗る
東堂 晃という人に勧誘され入った。
彼との時間は幸せだった。
私にとって父のような存在だった。仲間も良い奴だった。そう思っていた…
「ボス!ボス!死なないで!嫌だ。私を置いていかないで!!」
「まさか悲しんでくれる人がいるとはね。夜月、ここの仲間を簡単に信じてはいけないよ。ここは表の世界とは違って残酷だ。頂点を狙うやつが沢山いる。
君が成長した姿を最後まで見れないのは残念だ」
彼そう言ってこの世を去った。
そして残酷なことにボスがいなくなり王の間が空いたことでそこは血の海となった。
「蓮達も狙ってるの?」
「そうでもしないとこの血の海は止まないしボスになりたいのはお前もだろ。けど俺はお前を殺したくない」
だから邪魔するな…か。
ドッカン!
「蓮くんと夜月ちゃん〜みぃつけた!ボスの座を狙っているのか確認しに来たのぉ」
狙ってたら殺すつもりか
「じゃあ勝負するか?」
「いいですねぇ」
「…私は貴女方より弱いのでやめときます。誰がボスになるか楽しみだね」
「応援してくれるのぉ?花嬉しい♡買ってくるから待っててね♡」
私はこの時決意した。こっそり順番に逆らうやつは殺していこうと。後ろ盾を作るんだ。
「私も忘れないで頂きたいですね」
「僕も僕も!」
樹と楓も参加するらしい。
「あの4人が狙ってるなら俺ら無理じゃん」
「なぁ」
彼らは後ろ盾、支持するものが沢山いるため派閥争いが凄い。
「勝つのは蓮さんだな」
「何言ってるの?樹様が勝つに決まってるでしょ!」
「いや、花ちゃんが勝つんだよ!」
「それを言うなら楓くんでしょ」
そして彼らは引き分けで終わった。
私はふとボスの言葉を思い出した。
『能ある鷹は爪を隠す。この言葉はお前にピッタリだな』
『どういうことですか?』
『だってお前さっきの訓練疲れた振りしときながらまったく疲れてなかっただろ』
…はぁ
『ほんと貴方は怖いぐらいに鋭いんですから』
『まあ、その方がいいかもな。実力を隠しておいた方があとが面白いじゃないか。正直俺、お前と戦ったら負けそうだし。』
『でもここまで強くなったのはあなたのおかげなんですよ?』
…さて、最初は花の派閥を片付けるとしましょうか。
「あぁぁあ…!」
「逆らうからこうなるんだよ。尚」
「ひぃ!く、来るな!」
「死にたくないでしょう?じゃあ私に従え。さもなくば今すぐに殺してやる」
ガチャッ
「し、し従う!従います!」
「良かったよ。君はなかなか有能みたいだからなるべく殺したく無かったんだ。良かったね君は生き残れて」
「…まさか?!」
「君以外はもう居ないさ。ボス…晃さんがつくりあげたものをお前らは台無しにした。殺されなかったことを幸運だったと思うんだな。」
仲間が減ったのならまた増やせばいい。ただそれだけだ。
「夜月…ちゃん?」
「やあ、花。一足遅かったね。」
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