黒き鏡の玉兎。への応援コメント
都会で生きるために身につけた処世術。慣れるともなく慣れた生活。田舎に比べ都会の日常は鮮やかなのに愛着がわかないのはなぜだろう。
『自分が、みんなの流れにもう合わないのではないかと心配だった。』
この小絵の心情が彼女の性格を端的に表しているように思いました。
みんなが都会の自分に合わないのではなく、自分がみんなに合わないかもしれないと思う彼女に清々しさを感じます。
姿の見えないものからの圧力がかかる生活で、辛辣だけどある意味、正直で姿のあるおばちゃんという存在は小絵には救いだったかもしれませんね。
とても面白かったです。
作者からの返信
乃々沢亮様、応援コメント、ありがとうございます。深く、主人公の心情に寄り添い、読んで頂けた事がとてもうれしいです。
人が離れ、変わっていくのも寂しいですが、自分が変わっていき誰かの元を離れるのはもっと悲しいですよね。
何が大切なのか、それを分かるのはちょっと日常を離れた時なんだな、と感じます。
辛辣だけど、正直な「おばちゃん」は、小絵の素の姿が見えていたのかもしれません。若い時って、ファッションや色々頑張って自分じゃないものに見せようとしますからね。
自分にも気づかなかった事が感想の中に書かれてあり、驚きました。面白かったと言っていただけて良かったです。
黒き鏡の玉兎。への応援コメント
「大人になるのは意外と大変だった。でも長い旅をしてきたつもりでも、実はそんなに遠い所までは来ていなかったという事もある。」
基本的なところは、成長というか変化したつもりでも
昔のままだった…、なんてところがありますね。
自分では変わったつもりだったのに…。
一方で自分では変わってないつもりでも
「変わっちまったよ…」と言われることもありますが、
特に二次会を断ったときなど言われます…。
お盆の描写、線画のようなウサギって、私もよくわかりました。
鳥獣戯画のウサギさんより、きっともっとかわいいフワフワしたものだと思います。
私も実家のお盆の木目に掘られた模様は覚えています。
病気のときの夢って独特のものがありますよね。
悪夢でもないんですが、そう、幻想的というかなんというか…。
熱があるからそんな夢をみるのでしょうか。
おばちゃん、面白いですね。
「大丈夫なん?」
「ダメや!」
と返したらどんな返事が来るのでしょう。
思ったことを正直に言うけれど、悪意もなければ
押しつけがましくもない。
面白そうなおばちゃんです。
楽しく読ませて頂きました。
体調はいかがでしょうか…。
「大丈夫なん?」
作者からの返信
JJ2130様、応援コメント、うれしく読みました。また体調を気遣ってくださり、ありがとうございます。
「大丈夫ですᕙ( • ‿ • )ᕗ」
昔から変わって嬉しいところもモチロンありますし、変わらなくて嬉しいところというのもあるんですよね。二次会を断った時に「変わっちまった」と言われるという所にちょっと笑ってしまいました。それは内面というより体力でしょうね〜。体力だけはどうしても変わってしまいますからね。
私はお盆って好きなんですよ。ここでイメージしてたのは確かに鳥獣戯画をもう少し可愛くした感じです。でも鳥獣戯画自体も自分の中では可愛いんですけどね。
本当に病気の時はすごく夢をみますよね。それも割とリアルなんですよね。
この話のモデルとなったおばちゃんは本当に面白く、またいい人でした。実は結構、美人だったんですよね。
いつも丁寧な感想をありがとうございます!
編集済
黒き鏡の玉兎。への応援コメント
まずは、新型コロナ……大丈夫でしょうか?私の周りでも罹患した人がいて、高熱と頭痛、味覚障害に苦しめられていたようです。ひどい人だと後遺症とかも残るみたいですし。
小絵にとってはまさに人格を形成する時期に田舎にいたと思うので、いくら都会暮らしが長くなってもその当時の思い出やしぐさがしっかり染み付いているんでしょうね。おばちゃんはそんな所をちゃんと見抜いていたんでしょうけど、「カッペ」という言葉はちょっと……(汗)。小絵への侮蔑でなく、ちょっとからかう程度なら良いですけどね。
大人になると、時間に追われ、昔のことは段々と記憶の片隅に追いやられてしまいますが、小絵は田舎で暮らした思い出と、いつまでも気にしてくれる当時世話になった人達を大事にしてほしいですね。
作者からの返信
Youlife様、応援コメントをありがとうございます! 私自身のコロナ感染は、今ではすっかり治っています。ᕙ(@°▽°@)ᕗ
Youlife様の周りでも罹患された方がいるのですね。私の周囲でも少しずつ増えてきてはいたのですが、まさか自分が罹るなんて……とその事のショックがとにかく何より大きかったです。ただ幸いにして後遺症はほとんどなく、日常生活を取り戻す事ができました。
小絵にとっては田舎が、ノビノビと一番自分らしく生きられる場所だったんですね。おばちゃんはそれを見抜いていたのかもしれません。
このカッペという言葉は、本当にそういう会話が昔、職場であったのですが、実際はほのぼのとした感じでした。
言われた方もそのおばちゃんと同じ年代で、「実は私こう見えても都会育ちなの」みたいに冗談めかして言って、それに対する『おばちゃん』の反応が「いや○○は絶対カッペよね」みたいな感じでした。言われた人は、素朴な感じのかわいい、魅力的な方(昔の森尾由美さんみたいな)で、年代はバブルでも良い意味でその真逆みたいなタイプだったので、カッぺという言葉に、私は現在まであまり悪い印象を持っていません。なので、この話の中でも、おばちゃんはけなしながらも実はあまり悪意はない感じ……です。
大人になると確かに時間に追われ、大切なもの、自分らしさを見失いがちですね。小絵は、昔の仲間に会えたでしょう。
病気はイヤですが、療養が自分を取り戻す一つのきっかけになる事も……。自分にとっては、そんなコロナ療養でした。
黒き鏡の玉兎。への応援コメント
いつの間にか、田舎もので在ることを忘れる(隠す)自分になっていて、それでもふと気付かされる大切なもの。
気付かされる相手がまた、好い人とも限りませんが(((^_^;)、まぁ、そこは、ね。
兎のお盆、とても上手く描写されていて、私も手に取っている気になりました。
今日は中秋の名月。
あと小一時間で、🌝が登り始めますね。( ^∀^)
作者からの返信
ninjin様、応援コメントをありがとうございました!
今年は中秋の名月の何日か前から「今日も月がキレイだな〜」と思い、見ていました。こういう季節感、いいですよね。
話の中でキーパーソンとなる「おばちゃん」は実際に会った人をモデルにしていますが、確かにちょっと辛辣でお騒がせな同僚ではありましたが、なかなか実はいい人で陰険な所もなく、個人的には好きな人物だった事を伝えておきますね。
そのKさんが仲の良いSさんが都会育ちと言ってるのを聞いて、「いや、Sは絶対カッペだよ〜」と言った会話にインスパイアされてます。それまでカッペという言葉は知りませんでしたが、田舎者という意味な事はシチュエーションで分かりました。でもSさんは本当に良い意味で「カッペ」な人(素朴な感じの可愛い主婦で、一家揃ってアウトドア派)だったので、ずっと後になるまでそれが揶揄する言葉とも思いませんでした。
また、自分自身が最近コロナ療養を経験しまして、部屋から出られない間に子どもの頃に好きだった本を読み、自分は昔から変わっていないんだなと感じた経験が基になっています。
お盆の描写、褒めていただき、ありがとうございました!🙂
黒き鏡の玉兎。への応援コメント
カッペ。
これはまたどストレートな言葉ですね。
まあ、本人がうまく昇華できたようなのでいいですが、私なら、「うるさい。このへぼカッパ」ぐらい言いそうです。
作者からの返信
新巻へもん様、応援コメント、ありがとうございました! 本当にストレートな表現です。でも本人の中では良かったのかも。
「カッペ」という言葉を使う人自体が今では死語の世界の人かも?(^_^;)