ヴぁ・えrjg;あおjg。ごし

エリー.ファー

ヴぁ・えrjg;あおjg。ごし

 打ち間違えちゃった。

 あー、どうしよっかな。

 えぇと、どうすればいいのかな。

 これかな。

 あ、違うんだ。

 これじゃないんだ。

 じゃあ、こっちかな。

 あ、画面が青くなった。

 なにこれ。

 どうすればいいんだろ。

 ここは、さっき押したから。

 じゃあ、こっちかな。

 あぁ、何にも起きない。

 じゃあ、違うのか。

 電源切っちゃえばいいのかな。

 でも、そんなわけないしな。

 絶対、よくないことになってるし、ちゃんと終了させないと後が大変な気がするし。

 マニュアルあったっけ。

 ないかな。

 あぁ、ないや。

 この機械のこと、別に詳しくないし。

 どうしよう。

 他の人たち、皆忙しそうだし。

 聞きにくいし。

 さっき変な音とか出てたけど。

 あれ、大丈夫なやつなのかな。

 それも分かんないよ。

 どうしよう。

 本当にどうしよう。

 どうすればできるようになるのかも分からないし、もう分かんない。

 何をどうすればいいんだろう。

 あっちの機械と一緒のやつなら分かるんだけど。

 でも。

 たぶん、違うし。

 できるようになるまで、一人で頑張ろうかな。

 でも。

 できなかったらどうしよう。

 機械、壊れちゃったらどうしよう。

 弁償とか言われちゃったらどうしよう。

 あんまり考えない方がいいかもしれない。

 いや。

 むしろ、ちゃんと考えて相談した方がいい気もするけど。

 でも。

 怒られたくないし。

 どうしよう。

 あんまり沢山考えたくない。

 頭が痛くなってくる。

 あぁ、なんであんな訳の分からない操作をしちゃったんだろう。

 どうすればよかったんだろう。

 最初から触らなければよかったのかな。

 そうしたら。

 壊れくなったし。

 いや、まだ壊れたかどうかは分からないのか。

 でも。

 もう、なんか変な感じだし。

 ファンの音が物凄いし。

 絶対に何か起きてるのは間違いないしなぁ。

 どうしよう。

 画面をタッチしてみようかな。

 ここ、反応しそうだし。

 でも、それで壊れちゃったらどうしよう。

 責任取れないし。

 あ、そうか。

 偶然、手が触れちゃったことにすればいいんだ。

 一応、言い訳にはなるか。

 なんか、タッチしたら直りそうな気がするんだよなぁ。

 変な画面になってるだけで、バグってるわけじゃない気がするし。

 他に、何かできそうな所ってあったかな。

 あぁ、横にボタンがある。

 でも、これって確か押しちゃいけないやつだよね。

 前に一回押して、何も起きなかったけど。

 赤と、緑が三つか。

 どうなんだろ。

 今、困ってることとは関係なく、とりあえず押してみたいな。

 だって、何が起きるのか知っておいたほうがいいし、今の状況を解決できるかもしれないし。

 それに。

 指が当たっちゃったみたいです、とか言い訳なんていくらでもできるし。

 単純に、どうなるのか気になるしなぁ。

 あ、向こうでアラームが鳴ってる。

 たぶん、毒ガスか何かが漏れ出てるんだろうけど、まぁ、誰かが止めに行くから気にしなくていいや。

 それよりも、こっちだよね。

 どうしようかな。

 やっちゃおうかな。

 今だったら、皆はアラームに気を取られてるから、何をしても分かんないだろうし。

 チャンスかも。

 他のアラームもなり始めて、赤いランプが点灯して、幾つか扉が自動施錠されたけど、こっちはそれどころじゃないよ。

 待てよ。

 どうせなら画面のタッチとボタンの全押しを同時にやってみよう。

 どんなことが起きるか分からないまま仕事をするよりも、ある程度、失敗してもいいから機能について理解した方がいいよね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ヴぁ・えrjg;あおjg。ごし エリー.ファー @eri-far-

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ