過去に見た夢 1 輪廻

ここはどこなんだろう。


日本じゃないみたい。


いつの時代なんだろうな。


かなり昔のような気がする。


私が私を見てる?

というよりなんだろう?


私の姿じゃないのに私がいる。

市恵がそこにいる。


ドレスを着てるみたい。

赤毛のアンのアンが着ていた

袖の膨らんでいない服、

これ、ワンピースって言うのかな?


アンてだった。

ということは、

この時代の私も貧乏なのね。



乗り物に乗ってる。

馬車のようなバスのような。

公共の物だと思う。

その車内で、私は紳士の横に座っていた。

いきなりその紳士が射殺され、

次々と人が撃たれる。

まるで、テロだ。

現世の今の私がそう思った。


「ごめんね。君に罪はないんだ。申し訳ない」


男は私に向かってそう言いながら銃口をこっちへ向けた。


「パン!」


『どうしてなの……。私の前世は撃たれてあっけなく死んだの?』


そう思っていたら

再び別の国の草原にいた。

今度は貴族か何かの召使いのようである。


『やっぱりか」


「一緒に死んでくれるよな」


「えっ!ちょっと待って!今生き返ったばかりなんだわ、さっき、撃たれて……」


「パン!」


ちょっと待って!二度も撃たるってどういうこと?


『なんでなん?なんで撃たれて死ななぁあかんの?』


と思ってたら目が覚めた

布団の中で天井を見上げて、


「私は前世で二度も撃たれて死んだの、嘘やろ」


あそこは昔いた場所やわ、

とか

美人薄命って言われるな。


美人やないけれど薄命だったんやな、

とか

いろいろ考えた。

今世は撃たれて死んだりせんよな。


二度あることは三度ある。

     か

   三度目の正直

     か


    「輪廻」


この輪廻の夢を思い出させてくれたのは、 昨日、出逢った作家さんの輪廻についての作品を読ませていただいた事で過去に見た夢を思い出したのであります。


感謝申し上げます。




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