第7話 キングダム城へ

キングダムは外気温が-30°とてもじゃ無いけど、外には居られない。太陽は見えない。真っ暗で周りは霧が立ち込めていた。そうだ、自分の体はどうなってる。


少年(…VRよりも映像が鮮明で、手を握ると感覚がはっきり、地球にいる感覚と全然変わらない。水星にいるという感覚は寒さだけじゃないか)


ピノ「どうだい、水星は?」


少年「バロクス、スゴすぎるよ。早く暖かい所に行きたい」


ピノ「今、城に案内するよ。城の中は暖かいから」


ピノを肩に乗せ城まで案内してもらった。目の前には生い茂る森があり、その森を抜けると、今までに見た事ない、木造でもコンクリートでもレンガでも無い大きな建物がそびえ立っていた。大きな門をくぐるとさっきまでの寒さが感じられなくなり、春の陽気のような暖かさを感じた


門番「王子様お帰りなさいませ」


ピノ「ただいま。ここからは暖かいでしょ?お城には見えないシールドが貼られてて、お城の中は22°に保たれてる。先にうちのおと…王様に挨拶してね」


ピノに王室に案内され部屋の奥に大きなゴリラと1mくらいのゴキブリがイスに座っていた。


バルザック王「王子!戻っておったのか。ん…その少年が例の…お越しいただき誠に嬉しいぞ」


チル王妃「ピノが大変お世話になりました」


少年「この方がピノのお父さんとお母さん?」


ピノ「そうだよ。挨拶して」


少年「初めまして、よろしくお願いします」


つづく


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