椎本と江月の2人の距離感、関係値やお互いがお互いに抱く感情の変化の描かれ方が本当に素敵。当たり前とも言える日常を積み重ねて、その中で少しずつ好きという感情が大きくなっていく様子がとても綺麗で百合が好きな方にもそこまで好きではないような方にもぜひ読んでいただきたい作品です。
また、文章力の光り方も大きな魅力です。心理、情景、説明いずれも淡々としつつも文学的美しさを感じます。1つのことを描写するためにその倍近い言葉を重ねるスタイルが2人の物語をより良いものにしています……!
百合が好きな方、美しい文章が好きな方は必読だと思います……!