8周目~18周目

「12周の世界へようこそ~ではさようなら~」


 遂にこの日がやってきた。


「おい、女神猫」


「スタネコぽよ!」


「水路と種蒔き機をくれ」


「かしこまりましたぽよ!」


 女神猫がそう話すと、最初の5マスある耕地の前に不思議な機械と、水源から水路が一瞬で出来上がった。


 不思議な機械には、『こちらに種と肥料を入れてください』となっている。


 早速その日の夕方に種10個と肥料10個を買って、機械の中に入れて眠った。


 次の日。


 問題なく魔物が20体生まれたのを確認して、もう種を植えたり、水をやらずに済むと喜んだ。




 ◆




「15周の世界へようこそ~ではさようなら~」


「おい、女神猫」


「スタネコだぽよ?」


「耕地継続をくれ」


「かしこまりました~!」


 継続がどういう意味を持つかは分からないが、まず買ってみた。




 ◆




「16周の世界へようこそ~」


「やったああああああ! 耕地がそのまま残ってるぞ~!」


 既にレベル14になっている俺は、目の前に残っている83マスの耕地に喜んだ。


 これならもう土を耕す必要すらなさそうだ。


 あとはまたスタポ1,000を貯めて最後の買い物といこう。




 ◆




「18周の世界へようこそ~さようなら~」


 女神が旅立つと同時に現れる女神猫。


「くそ女神猫。牧魔物犬ロボットをくれ」


「かしこまりましたぽよ!」


 するといつも魔物達が集まっている広場に一匹のロボット犬が現れた。


 ロボットだからかは分からないけど、餌とかもいらなさそうだし、特に命令もいらなさそうだ。


 18周から全ての工程の自動化に成功した。

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