高次元連結体〈ネクサス〉
亜未田久志
プロローグ 小さな太陽
その子は自分の能力が分からなかった。
初めは小さな反応過ぎて火花かと思った。
だけどソレが研究により。
とあるモノの衝突により起こるものだと知った時。
六歳の少年は。
薄く微笑んだ。
「なあ知ってるかこのろくでもない世界! 太陽ってのはコレが連鎖反応を起こしているんだってよ! だったら俺の力は――」
少年の力は――
「――真の
小さな太陽が東京二十三区を焦土に変えた。
十年後、新二十三区。
その名を
十六になった少年は不敵に笑う。
あの頃よりも艶やかに。
表情を彩る色香に。
炎の羽根が舞う。
「此処が理想郷? 俺が暴き出してやるよ」
最強のネクサスが動き出す。
世界の闇をこの世に照らすために。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます