幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

第86話 好感度の弱点

聖女　

世界の厄災を止めるべく立ち上がった

4人の人間の1人の職業だ

本来であれば勇者が現れれば、他の3人も現れるはずだが、今現在現れていない

「女神アダマスがこの世界を統治したことにより、厄災を止めるシステムとも言うべきものが壊れてしまい、今この世界には勇者1人しかいません。」

「システム？」

「はい、先ほどもおっしゃった通り、今女神アダマスはカイトの為のハーレムを作っています、その為、カイト以上、もしくは同等の力を持つ職業は邪魔でしかないのです。」

英雄や魔王は置いといて

他の剣聖、聖女、賢者も、今この世界に存在しない、と言う事だろう

「それでは、厄災が現れた際、止める力は一つしかない…と？」

「そうなってしまえば世界は…」

「わかりません、あの女神がその事を忘れるわけがありません、おそらく何かしらの細工はすると思います。」

「…それはやっぱり俺TUEEE！！とかに」

男1人のハーレム

しかもカイトはイケメンの無自覚、鈍感、唐変木と主人公が持つ特有の個性もある

あれ？僕？何かやっちゃいましたか？

と言ういわゆるテンプレ展開も多分あるのだろう

「その可能性は否定出来ません、しかし恋は盲目とも言います、何が起こるかはわからないのです。」

「私達がカイトの事を好きにならないのと同様に？」

メグミ(アマス)が言っていた

相手の好感度を無条件で上げると言う能力

しかしそれはミュウ達は全く効いていない

「あたい達はあいつが嫌いだ。」

「殺していいなら殺しています。」

「エイトの人生を滅茶苦茶にして私の生きる意味を奪った塵屑、…「殺すなよ？」…あんな害虫いらない。」

ここまでのヘイトが溜まっている彼女達がカイトの事を実は好きだった…なんてあり得ない

「無条件で好感度が上がるのなら、(とてつもなく嫌だけど)ミュウ達は子供の頃からカイトの事が好きな筈だ、けど。」

「この体の持ち主みたいに好感度が上がっていない…と？」

「………ええ」

胸糞悪い話だ、かつての自分はメグミ達が好き"だった"けど、今はそんな感情は微塵もない

例え原因がカイトであろうとも

"自分の意思で"やった事には変わりはない、だからこそどうでもいいのだ

「私は好感度が上がると言いましたが、それには実は弱点があるのです。」

「弱点？」

「はい」と言って一回紅茶を飲む

ほっと一息入れて彼女は再び口を開く

「女神アダマスの力によりカイトは#無条件で好感度が上がる力を手に入れました、しかしそれは女性限定で、元々プラスの者にしか効果がないのです。」

「…ぷらす？」

「どう言う事だ？…ですか？」

「簡単に表すと…数字です。」

そう言ってメグミ(アマス)は説明する

「今の貴女達の好感度を仮に0としましょう。」

「そこから好感度を100かけるとします。」

「さて？数字は？」

「ちょっと待ってくれ。」

メグミ(アマス)が説明中にエイトが口を挟む

「なんですか？」

「なんでかけるんだ？足すじゃ駄目なのか？」

エイトの質問はごもっともだ

何故かける前提なのかがわからない

しかしメグミ(アマス)は待ってましたと言わんばかりに、質問に答える

「そうそこが弱点なんです。」

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多分後日簡単に纏めて説明すると思います

キャラ紹介も兼ねて