油断は禁物

 そろそろ、私のものだって分かってきたかもね。

 手錠も足枷も外してもいいかもね。

 ま、お風呂のとき限定だけど。

「鈴ちゃん、お風呂入ろっか」 

「…………うん」

 手錠と足枷を外す。 

 逃げない、みたい。

 抵抗しても無駄だってこと、分かってくれたのかな。

 そんなことを思いながら、鈴ちゃんの服を脱がす。

 私も脱いで、お風呂に入った。

 鈴ちゃんはじっとしている。

 まずは、シャワーで鈴ちゃんの体を流した。

 そしてシャンプー。

 体も洗い終わって、お風呂を出る。

 タオルで拭く。

 私の下着とパジャマを着せた。

「これで、私に染まっていくね」

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