第4話 ゆめおちた



 ゆめ

 おちたようだ


 さらわれた

 ほしたち


 長い夜

 そんな かかとに


 ささった釘が痛い


「はっとしたよ」


「きがついたかい?」


 頭が痛い


 はやく冷やそう


 のみすぎたおさけ


「グラスが空っぽ」


 味 なんだっけ


 おぼえてないわ


 どうしてか


 舌に


 苦みがあるけど


 タイルとタイトル


 まわって ターン


 銃弾をそうてん


 脳天に命中


 それの質量


 一つ一つ


「数えてみたら」


「不吉だった」


 別に重くなんてないさ


 気にしてなんてないさ


 だいじょうぶ


 だいじょうぶ


 これは夢だもの


「言い聞かせていない?」


「本当に夢?」


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