第20話 洗脳

あれから1ヶ月。

一向に新魔王が見つからない。


廃施設...


「研究は終わりだ。これからは奴隷になってもらう。」

何者かは新魔王を奴隷にした。


「わかりました。ありがとうございます。」

新魔王は狂っている。

敵に向かって「ありがとうございます。」なんておかしいに決まっている。


「そうだな、まずは私の部屋を掃除しろ。」

まずは掃除、失敗する可能性が高いような気もするが、洗脳した状態だ、失敗はしないだろうと、何者も思っていた。


パリィン


「!?」

(私の部屋から聞こえた。なにか割ったな。)

状況は思ったとうり。

割っている。


ガチャ


「な...」

新魔王が割ったのは、何者かが1年かけて作ったものだった。


「よ、よくも私の努力を...」

完全に怒らせた。

殴られでもするのだろうか。


「こい。」

もともと新魔王がいた場所だ。


キュッ


縄で新魔王を縛った。


「洗脳を解く薬だ。さぁ、飲め。」


ごくっ


「っ!」

新魔王の洗脳が解けた。


「さて、しっかり拷問しないとな。」

やはり、拷問する気だ。

洗脳していては感情がなくなる。だから、感情を戻したのだろう。


「まずは、毒を飲ませる。基本だな。」

新魔王はガタガタ震えている。


ごくっ


「ゴホッゴホッう...」

いっそここで死ぬのか。そう思った。


「次、電流を流す。」


ビッ


「っ...あ...う...」

まともに喋れない。そんな時間が続いた。






「最後、マグマに落とす。」


「...?」

新魔王はもう理解ができない。


「!」

魔王がそこを通りかかった。


「新魔王!」

魔王が呼びかけた。


「あー...ちゃん...?」

新魔王が、いち早く魔王に気がついた。


ヒュッ


魔王が新魔王に近づこうとた。


ガッ


「は?」

何者かが魔王を止めた。


フッ


「あ、あーちゃん...!」

魔王が飛ばされた。


バシャッ


魔王がマグマに落ちた。

これには新魔王もなくぐらいだ。

何者かは笑うくらい。


「ククク自分から死にに来た!面白いやつだ...」


ピキッ


「?」


ボコッ


「...は?」


ボンッ


「え。」


ボカァッッッッッッッッッ


「え”え”え”え”え”え”!?」

何者かが驚愕した。


「あ、火山壊しちゃった。ま、いっか。」

魔王はのんきに喋ってている。


「さぁ、次はお前の番だよ。」


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