こいつら全員終わってる!〜俺が望んだ高校ぼっち生活は、“終わった”美少女たちによって崩壊させられました〜
岩田 剣心
第1幕 1学期編
0章:プロローグ
第1幕 キャラクタープロフィール
タイトルの通り、キャラクタープロフィールを載せておきます。あるいはキャラクターの設定集と言えるかもしれません。
ネタバレには細心の注意を払ってまとめました。少なくとも物語が進んでいく上で重要なネタバレは含んでいませんので、安心して閲覧ください。
少しでも『こいつら全員終わってる!〜俺が望んだ高校ぼっち生活は、”終わった”美少女たちによって崩壊させられました〜』を楽しんでいただけると嬉しいです。
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【キャラクタープロフィール】
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終わっている点→捻くれ
(詳細プロフィール)
捻くれることに関してだけは真っ直ぐな、生粋の捻くれ少年。『人生万事勝つのはいつも少数派、ゆえに少数派の究極体とも言えるぼっちは最強である』という極端な思想の下、自ら友達を作らないできた選択的ぼっち。
自らが持つ極端な思想が原因で、一般的な高校生が望むであろう煌びやかな青春に対して斜に構えた態度を取ったり、無自覚ながらもあえて友達を作らないことで自分は周りとは違うと自分に特異性を感じたりと、中二病と高二病の併発の疑いが極めて高い。だが、当の本人は無自覚な上、指摘されても断固として認めないため、精神科のスペシャリストや尾◯ママでも治療は不可能だと思われる。
友達は作っていないもののコミュニケーション能力はそれなりに高く、また、学校の定期テストや学外模試では学年順位1桁を撮り続けるなど、基本的に高スペック。しかし容姿だけは極めて凡庸。お世辞にも高スペックとは言えない。
そのことは本人もコンプレックスに思っており、神村をはじめとしたイケメンを見るとどうしようもない敗北感と嫉妬心に苛まれる。実際、初めて神村を見かけた時、
『マイナスの顔になってやっている分、イケメンはもっと俺に感謝しろ』
『王は平民がいて初めて王になれる』
などの迷言を残したとか残していないとか。
担任の鳴岡先生からおもちゃにされる、たまたまクラスの美少女・神崎の隣に座ることになったがためにクラスの連中から嫌われる、同好会を廃部にされかけるなど、基本的にツイてない。そのためか、何かあるとすぐにぼやく癖がある。
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終わっている点→悪癖(好きな人の前で致命的にあがる)
(詳細プロフィール)
朝ドラ女優顔負けの透明感、そして圧倒的な顔面偏差値を兼ね備えた、クラスでも人気のゆるふわかわいい系美少女。ひとたび廊下を歩けばすれ違ったウブな男子を一目惚れさせてしまうことから、学校の一部界隈では”歩く理不尽”と呼ばれている。
彼女を語る上では類稀なる容姿が独り歩きしてしまいがちだが、学力も非常に高い。定期テスト・模試では学年3位が定位置であり、葛岡の一歩上を行く。実家がとんでもなく貧乏なのにも関わらず私立である白鷺台高校に通えているのも、入学金と3年間で掛かる学費のすべてを免除された特待生として入学していることが理由。
そんな履歴書最強な彼女の欠点は2点。1つは、好きな人(
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終わっている点→学力
(詳細プロフィール)
苗字と名前と身体の一部を山で因数分解できる、牌に愛された子ならぬおっp……んんっ、”山に愛された子”。田舎っ子が持ち合わせがちな高いコミュニケーション能力も持っているが、生まれも育ちも山とはかけ離れた都会である。
童顔に加えて立派な”おもち”をお持ちになられており、その容姿はもはや犯罪。二次創作でランドセルとか背負わせた暁には現行犯逮捕される恐れがあるので要注意。
また、お父さんが開業医とかなりの富豪。本人曰く『英世なんていう下等なお金は滅多に見かけない』とのことで、金銭感覚には疎いところがある。
このように、金銭面、ルックス面で大勝利を収めている嵯峨山だが、学業面では大敗北。とにかく頭が弱い。
ただ、異常なまでに豪運なため、マークシート形式の入試を採用している白鷺台高校の入試は突破することができた。ちなみに選択肢系の問題は正答率8割を超えるらしい。
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終わっている点→コミュニケーション能力
(プロフィール)
前から読んでも後ろから読んでも南野美波という珍しい名前を持った美少女。容姿のポテンシャルこそ高いものの、それらを台無しにするほどの圧倒的な陰キャオーラを解き放っているため、友達がいない。そのため、皮肉にも葛岡からは勝ち組認定されている。
ただ、単にぼっちだからと言って勝ち組認定されているわけではなく、本人もそれなりにスペックが高い。その証拠に1年時には葛岡と同じ特進クラスに属していた上、定期テスト・模試ともに国語の学年順位は1位の座に輝いている。
……ただ、なぜか文理選択では理系を選択。2年進級時に特進クラスが3クラスから2クラスに減った煽りも受け、普通クラスに転落している。
コミュニケーション能力が致命的に欠落しており、会話の際は基本的に
とにかく人とのコミュニケーションは大の苦手。ただ、彼女曰く、テレフォンショッピングだけは得意らしい。
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終わっている点→横暴さ
(詳細プロフィール)
旧帝大の薬学部を末席で卒業という褒めるにも褒めづらい経歴の持ち主。立場的には下っ端のはずなのに学校の頂点である校長を罵詈雑言の末に言いくるめるなど、白鷺台を実効支配しつつある世にも末恐ろしい28歳。
一言で言うと、横暴な教師。葛岡の高校ぼっち生活を崩壊させたすべての元凶であり、そのあまりにも横暴な言動から、葛岡が年1で記している『絶対に許さないリスト』で昨年度の年度大賞を受賞した過去も持つ。
ちなみに去年の代表的な悪行としては、
『クラスで誰もやりたがらなかった体育祭の10キロ走に葛岡を勝手にエントリーする』
『化学基礎の授業でこじつけがましい理由をつけて1年間葛岡を当て続ける』
『夏休みなのにも関わらず何の用もなしにテキトーな理由をつけて学校に呼び出す』
などが挙げられる。
ルックスに関しては大人美人と呼ぶに相応しいほどに優れており、また横暴なまでのおもちをお持ちのため、普通にしていればモテると思われる……が、上記の横暴さも相まってか、未だ独身である。
趣味は居酒屋巡りと葛岡で遊ぶこと。また、最近では彼氏ができないことに本気で焦りを感じ始めたからか、マッチングアプリに給金を注ぎ込み始めている。
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終わっている点→完璧すぎるところ(?)
(詳細プロフィール)
漫画やラノベに出てくるイケメンキャラも霞んで見えるほどの圧倒的なイケメン。
物語の王子様を彷彿とさせるルックスに加え、定期テストや学外模試では毎回総合1位を取り続けるほどの優れた頭脳、さらには所属するサッカー部では2年生ながらプロのスカウトも注目するほどの実力を持ち、それでいてイヤミな優等生でもないなど、完璧超人の名を
神崎をはじめとするクラスのほとんどの女子から好意を持たれている、正真正銘のモテ男。そのため、葛岡のようなカースト底辺の人間からは怨まれがち……かと思いきや、先ほども言った通りイヤミな優等生ではなく、誰にでも分け隔てなく接することから、男子からも人気が高い。
……イケメンじゃないのに嫌われる葛岡って……笑
どこかしら終わった点を抱える人間が登場する本作だが、異例にも終わった点が筆者にも見当たらない。
……強いて言うなら、完璧すぎて終わってるというところだろうか。
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終わっている点→料理の腕
(詳細プロフィール)
エコロジーかつエコノミーでありながらサディスティックな、かかあ天下系JC。若干14歳ながら海外転勤している両親から財布の管理を任されていることから、家庭内ヒエラルキーは弟の光樹はもちろん、兄の一樹よりも上である。
同じ両親から生まれてきたのかと疑わしいほどに兄の一樹とは容姿も性格も似ていない。だが、中学校の定期テストでは常に学年上位、生徒会でも会計を務めるなど、スペックの高さだけは兄譲りである。
基本的に何でもできるスーパーなJCではあるものの、料理だけは致命的にできない。幾度となく料理をお見舞いされてきた葛岡曰く、料理の味は『
……とはいえ、これは毒味のプロである葛岡だからこそ到達できた至高の領域である。くれぐれも良い子のみんなはマネしないように。
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終わっている点→兄貴崇拝
(詳細プロフィール)
某プロサッカークラブの下部組織に所属する、正真正銘のサッカー界の金の卵。その黄金の両足で将来は日本サッカーを背負って立つかもしれない。
愛くるしい容姿に加え、末っ子というのも相まってからか、一樹と双葉からは可愛がられている。また、歳のわりには礼節を弁えており、とにかく非常に物腰が低い。年上の人にはたとえ家族であろうと敬語を使う。
双葉同様、一見すると終わっている点は見られない。だが、血は抗えないか、彼にも”兄の一樹を崇拝しすぎてしまう”という終わっている点が存在する。崇拝しすぎるがために、たとえ一樹が世間的にアウトな思想言動をしていたとしても、拡大解釈をして肯定してしまうことがある。
……だが、まだそれは序の口。去年からは一樹を崇拝しすぎるがあまり、小学校で一樹の布教活動も開始しているとのこと。
もちろん、最初はクラスの子たちから煙たがられていた……が、最近になってようやく布教活動が実を結び始めたらしく、クラスの学級誌に記載された『憧れの人ランキング』では、鬼殺隊に所属する某アニメの主人公やお母さん、お父さんを差し置いて『葛岡一樹』を見事1位の座に君臨させることに成功した。
現在、一樹の母校でもある市立北小学校には、一樹のファンクラブまである模様。
……一体どんな布教をしたらそうなるんだよ。
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