第30話

 ウルフリーダーを倒し終わり回復が終わった頃に【ウルフリーダーの群れを倒しました 経験値を獲得しました 魔物石レベル十が三つ、賞与石(小)、ウルフリーダーの牙がドロップしました】と表示された


 「はぁ、それにしても今回の戦闘は凄く疲れたな」


 「そうですね。ウルフたちの身体能力や連携も今までよりも凄かったですしウルフリーダーのスキルで強くなったのでしょうか」


 「たぶんそうじゃないか。スキル一覧にもそういったスキルがあった筈だし」


 「それでご主人様は本当に大丈夫ですか」


 「あーうん、大丈夫だよ。身体の疲れはないけど精神的には疲れてはいるけどね」


 「では探索をやめて帰りますか?」


 「今日は十階層の白紙の地図を全部埋めておきたいから探索を続けるよ」


 「分かりました。それでは行きましょう、ご主人様」


 十一階層の階段を探す為にも十階層の探索を再開した。先ほどの様にウルフリーダーが現れてもいい様に魔力波の魔法陣を展開していつでも使用できる様にしておく


 それからの探索はウルフリーダーは現れる事なく順調に進んでいった


 「これは何でしょうか?」


 「門だよな」


 白紙の地図の空白部分をだいぶ埋めた時に見つけたかなり大きな門は装飾が施されていて威圧的に感じる


 「もしかしてボス部屋みたいなものかな。一つの区切りみたいな感じかなちょうど十階層だし」


 「そうかもしれませんね。門の向こうから強い気配が感じ取れそうですし」


 「とりあえず今日は十階層の探索だけして早めに帰ろうか」


 「それがいいと思います。ウルフリーダーとの戦闘もありましたしね」


 大きな門から離れ残りの地図の空白部分を埋める為に探索を続けていく


 「これで全部の空白を埋め終わったな」


 「この十階層には階段がありませんでしたね」


 「やっぱりあの大きな門の先にあるんだろうな」


 「門を開けなくても強敵が居る気配を感じましたししっかりと準備する必要があると思います」


 「こんな事なら新しく部屋を作らないで装備を整えるべきだったかな」


 「過ぎてしまった事ですしまだレベルを上げる必要もありますからポイントだってすぐに貯まりますよ」


 「それもそうだな。よし今日はもう帰ろう」


 白紙の地図を全部埋め終わり帰宅の為にマイルームの鍵を取り出して現れた光の門を開けて転移する


 転移してマイルームに着くと家に帰る。玄関で装備を戻すと手洗いなどをしてお風呂を沸かしておく。その後は今日もソファに座りアイテムの換金と消費したアイテムの購入を行う


 「ご主人様、今日の夕食を作る時間が掛かりますから先にお風呂にでも入ってきてください」


 「うん、分かった」


 タンスから着替えを取り出してお風呂に入りに向かう。着替えを洗面所に置いて服を脱いで浴室に入る


 「さっき沸かしたばかりだからまだ温いな」


 桶を使い浴槽のお湯の温かさを確認するとまだ温かった。温いお湯を戻すと先にシャワーを浴びに行く


 頭から洗って身体も洗いシャワーから出てくるお湯で洗い流すと先ほど温かった浴槽に入る


 「ふぅぅ……さっきよりも熱いな」


 身体が温まるまでゆっくりと浸かっていると少しずつお湯の温度も上がっていき身体も温かくなっていく


 身体がだいぶ温まりかいた汗をシャワーで洗い流すとバスタオルで身体を拭いて置いておいた着替えを着て洗面所から出る


 「長かったですね。ご主人様」


 「うん、ちょっと長湯したよ」


 「もう少しで出来ますのでもうしばらく待っていてください」


 「うん、分かった」


 シルクが使っている台所から牛乳を取り出してコップに注ぎ一気に飲んでいく。風呂上がりで火照った身体に冷たい牛乳を飲むと美味しく感じる


 「ぷはぁ……なんで風呂上がりの牛乳は美味いのかな」


 「ご主人様、口の周りが白くなっていますよ」


 牛乳を飲み干して流し台でコップを軽く洗っているとこちらを見たシルクが微笑みながら教えてくれた


 「教えてくれてありがとう。シルク」


 「いえ、どういたしまして」


 ティッシュで口の周りを拭いてゴミ箱に捨てると夕食が出来上がるまでソファに横になりながらゆっくりと休んでいく


 「ご主人様、夕食が出来ましたよ」


 「分かった」


 出来上がった料理を皿に盛り付けているシルクを手伝い盛り付けられた皿や箸などを持ってテーブルに置いていく。最後の皿をシルクが持ってテーブルに置いてシルクが椅子に座ると夕食の時間だ


 「いただきます」


 「昼食と同じラージラビットの肉ですが塩、胡椒と焼き肉のタレ、照り焼き、唐揚げで調理しました。昼食に使って夕食にも使いましたがそれでも多かったので今日はこれですべてです。それと野菜が取れませんから飲み物は野菜ジュースです」


 どの皿にも盛られているラージラビットの肉料理は全て大盛りで山の様に積み上げられていた


 「これ全部食べられるかな」


 「残ったら明日の朝食や昼食につかいますから気にしないで食べていいですよ。ご主人様」


 「そう、分かった」


 まずは唐揚げから食べていく。ラージラビットの唐揚げは鶏肉に近い食感だが鶏肉とは違う旨味があり食べやすい


 「美味いな」


 「レモンもありますから使ってください」


 シルクに言われてレモンを掛けて食べればさっぱりとして沢山食べられそうだ


 出されたラージラビットの肉料理をどんどん食べてるがかなりの量がありシルクと二人で食べたが食べきれなかった


 「やっぱり残っちゃったな」


 「仕方ありません。かなりの量を作りましたからね」


 「じゃあ残りは明日だな。ごちそうさまでした」


 「お粗末さました。それではご主人様この残った料理をインベントリに仕舞ってください」


 「分かった。インベントリに仕舞えば冷蔵庫に入れるより良いもんな」


 インベントリに残った料理を仕舞っているとその間に夕食に使った食器をシルクが洗っていった


 「ご主人様、私はお風呂に入ってきますね」


 「分かった、ゆっくり浸かってきなよ」


 「ありがとうございます。行ってきますね」


 着替えを持ったシルクが洗面所に入って行くのを見届けるとソファに座り装備品を見ていく


 今日のウルフリーダーとの戦闘の事もあるし盾が必要かなと盾を見ていくが俺の今の身体のサイズだと剣も大きく感じ両手で使っているので盾の装備を諦めた


 防具は今使っている装備よりも良い物がありそれを買えば良さそうだ。武器もシルクと二人で買い替えれるだろう


 しばらく購入一覧を眺めていると洗面所の扉が開く音がしてそちらに視線をやると薄く透けている肌着を着たシルクが扉から出てきた


 「今、上がりました。ご主人様」


 「う、うん」


 タンスに先ほど洗った服を仕舞うシルクを見ると透けていて装飾が施された肌着を着ていた。透けていて胸を隠す事が出来ていなく山の頂点にある桃色が見えていた


 タンスに服を入れ終わりこちらに来るシルクの胸に視線が行くが視線を下に逸らし向けるとシルクの下を隠しているはずのランジェリーはこちらも薄らと透けている様に見える


 「となり失礼しますね」


 「あ、うん。いいよ」


 目線のやり場に困る衣装のシルクが隣に座り勃ち上がりそうになる


 隣に座るお風呂上がりの温かくなっているシルクの体温を密着されて柔らかな感触といい匂い共に感じているとシルクがふともも叩いていた


 「ご主人様ぁ、膝枕どうですかぁ」


 耳元でそう呟かれゾクッとなりそのままシルクのふとももにいつの間にか頭を乗せていた


 ふともものもちもちと柔らかい感触を感じながら上に視線を向けると薄く透けている肌着で隠されていない大きな山脈とその頂点に目が行き俺のアソコが勃ち上がってしまった


 「ふふふ、ご主人様。大きくなっていますね……これから気持ちよくしますね」


 「えっ……ちょっと待って!ふぐぅ!」


 静止しようとするとその大きな胸で顔を抑えられてシルクは俺の下に着ていた服を脱がしてそのままパンツまで脱がしていった


 

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