第8話
シルクのステータスの能力を上げたりしながら昼食のオムライスを食べ終わり食休みをしながらシルクが昼食に使った食器を洗っているのを眺めて過ごす
食器を洗い終わったシルクがソファに横になっている俺の側にきたのでソファに座るのかと思い起き上がった
「ご主人様、隣り失礼しますね……ここに頭を乗せてください」
そう言って隣りに座ったシルクがふとももをぽんぽんと叩いているその場所に頭を乗せてひざ枕をしてもらう。柔らかくなふとももに頭を乗せて上に視界を向けるとつい「おおっ!」と言ってしまうほどの光景が目の前にあった。シルクの大きな胸が視界に入りシルクの顔が見えない。そんな山脈を眺めているとシルクがこの後どうするのか聞いてきた
「ご主人様、この後はどうしますか?」
「少し休んでからまた迷宮に行こうか」
「わかりました。それまで休んでくださいね」
昼食を食べてこうやって休んでいるとだんだんと眠くなってくる。そうやっているとシルクが頭を撫で始める。それが心地良くなりうとうとしてきてつい眠りはじめてしまった
「すぅ……すぅ……」
「ご主人様?眠ってしまいましたか……おやすみになってくださいね、ご主人様。……今日の夜が楽しみです」
柔らかな感触を感じて目を覚ますとそこはシルクのひざ枕で横になっていたら眠ってしまったのを思い出した
「起きましたね、ご主人様」
「あーうん。つい眠ちゃったよ」
シルクのひざ枕から起き上がり身体を伸ばす
「俺は十分休めたけどシルクは大丈夫なのか」
「はい、大丈夫ですよ。ご主人様、もう迷宮に向かいますか?」
「シルクがいいのなら迷宮に行こう」
「わかりました、行きましょう」
部屋を出て門の前に着くと装備に換装をしてから無限迷宮の鍵を使い門を開ける。開けた門の青白い渦を通ると微風吹く草原一階に着いた
「これから階段があった場所に向かうからシルク、最初にラージラビットに会ったら魔弾の魔法を使いたいからよろしく」
「わかりました」
午前の迷宮の探索で階段があった場所に向かいながらシルクを先頭に進んでいるとラージラビットが視界に見えてきた。まだ気づいていないラージラビットに向かい魔弾の魔法陣を作り出して魔力を魔法陣に注いでいるとラージラビットがこちらに気づいて襲い掛かってきた
「ご主人様!魔法の用意は出来ましたか!」
「出来たぞ!今、魔弾を放つから放ったら後はお願い!」
魔弾の魔法陣から放たれた魔弾はラージラビットに向かい飛んでいく。ラージラビットはそれに気づいたが避けることは出来ずに魔弾が当たるとHPがなくなったのか転がり動かなくなった。ステータスで魔力を上げたがラージラビットを一撃で倒せたことに驚く
「ラージラビットを一撃で倒せたな」
「凄いですね!ご主人様、一撃ですよ!」
「うん、でもMPの消費を考えると注意が必要だから連発はやめた方が良さそうだな」
「そうですね。何があるのかわかりませんから」
その後はラージラビットを倒しながら進んでいくが二階に進む階段があった場所の近くに着いて辺りを探したが階段が見つからなかった
「あれ、この辺りだったよな」
「そうですね。確かにこの辺りだったはずです」
「もう少し探してみよう」
「はい」
先ほど探した範囲よりも広く階段を探したが階段は見つかることがなかった
「もしかしてあのゲームみたいに毎回階段の位置が変わっているのか?」
「そのゲームというのはわかりませんが階段の位置は変わっていますねこれは」
「別の場所を探そう」
「わかりました」
シルクと二人で武技や魔法を使いながらラージラビットをすぐに倒していきながら階段を探すと午前に見つけた位置とはまったく違う場所に階段があった
「やっと見つけたな」
「はい、まさか最初に門を出た近くにあるとは思いませんでした」
「階段探しも運なのかな」
「そうかもしれませんがご主人様が購入できる物の中に階段を探す事ができるアイテムがあるのかもしれませんよ」
「なるほど!確かにあるかもな。少し探してみるから周囲の警戒をお願い、シルク」
「はい、わかりました」
周囲の警戒をシルクに頼みメニューから購入できるアイテムの中を探していると魔道具の中に白紙の地図と階段探しのコンパスがあった。白紙の地図は見た目は何も書かれていない白い紙だがアイテムの性能は白紙の地図を持つ者やそのパーティーメンバーや召喚された者が通った場所が地図に自動で載るようになっているようだ。階段探しのコンパスは白紙の地図にコンパスを乗せると普通のコンパスが北を指す方向に階段があるのがわかる機能のようだ。でもコンパスは三回使うと壊れて使えなくなるアイテムみたいだ。白紙の地図も階段探しのコンパスもどちらも一万ポイントを使わないと購入できないアイテムで今は購入できないのがわかった
「シルク、階段を探せるアイテムがあったけどポイントがないからまだ買えない」
「そうなのですね。ちなみにどれくらいのポイントが必要なのですか?」
「二万ポイント」
「そうですか……なら当分はポイントを集めないといけませんね」
「うん、そうだね。じゃあ二階層に行こうか」
「はい!」
二階に進める階段を降りていくと二階層に着いた。シルクを先頭に探索を進めていくと途中に採取ポイントがあり採取したりラージラビットを倒したりしながら階段を探していく
「ありませんね、階段」
「でも半分くらいは二階層を探したからもう少しで見つかるんじゃないか」
「そうですね。頑張りましょうね、ご主人様」
「うん、そうだな」
それから残りの二階層の未探索の場所を探すと三階層に進む事ができる階段を見つけることができた
「やっと見つけたよ」
「迷宮の壁側にあったんですね」
「三階層に行くよ、シルク!」
「はい、ご主人様!」
シルクと二人で階段を降りて三階層に向かう。階段を降りた先も草原で微風吹く草原三階と表示された
「先ほどよりも強くなっていると思いますから注意してくださいね、ご主人様」
「わかってる。まずは魔弾を一発ラージラビットに食らわせて様子見をしよう」
それから少ししてラージラビットが現れたそのラージラビットに魔弾を放つとラージラビットは魔弾に当たりここの階層で一撃で倒した
「三階層でも一撃だったな」
「そうですね、でも油断は禁物ですよ」
魔弾のみでの戦闘はMPを自然に回復させる必要がある為戦闘はシルクが率先して戦い俺は隙を見て強斬撃や普通の攻撃をしてラージラビットを倒していきながら採取ポイントで採取をして探索をしていると上空から襲い掛かるモンスターが現れた
「ご主人様!?」
「うぐっ!」
いきなり空からの突撃を食らい鋭い鉤爪で背中を引っ掻かれた。引っ掻かれた場所は皮の鎧の上で傷はないけれどHPは今の攻撃でかなり減った
「大丈夫ですか!」
「大丈夫だから警戒してシルク」
急ぎ近寄ってきたシルクに警戒を促して俺も空を警戒する。先ほどの俺を攻撃してきたのはあの空を飛んでいる鳥の様だ
「あいつから攻撃されたのか。シルク、鑑定してくれ」
「わかりました!鑑定して調べてみます!……わかりました!あの鳥はワイルドホークです。レベルは3です!」
「ホークって事は鷹か!それにしてもあいつかなり早いな。あれじゃあ魔弾が当てられない!」
ワイルドホークは空を飛びながらこちらを狙ってきている。魔弾の魔法陣を展開して魔力を注いでワイルドホークに狙いをつけるが空を動き回るワイルドホークには上手く狙いが付けられない。ワイルドホークは今度はシルクを狙って襲い掛かった
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