第6話嫌われる農業人
嫌われる農業人(特に若い農業人に多い)。
・都会や、都会人に陰湿なコンプレックスを持つ。
・都会人が、農業の辛さ、重労働であることに理解がない(都会人に農業をやらせても、出来ない)ということに、何故か怒り、そして、自分たちは出来るということに優越感を強く持つ。(都会人とすれば、そんなことを思われても、どうにもならないのだけれど)
・そして、その怒りや、優越感(都会人が農業を知らない、出来ないことへの、軽蔑)を、はっきりと口にして、罵倒、あるいは舌打ちをして、嫌がらせをする。
・広い農業面積を持つ(人が(先祖代々で相続しただけであっても)、一番偉い、と思い、それを他人にも「そう思え」と、当たり前のように強要する。
・どんな悪天候でも、田畑に出て、懸命に作業をするのが偉い、作業しないのは腰抜け、恥ずかしいと考えていること。
・仲間と酒を飲んでの馬鹿騒ぎに付き合うのが当然という考え方。(どんなに体調が悪くても、付き合わないのは、腰抜けで、翌日から徹底して仲間はずれにする)
・演歌好きの傾向(カラオケでがなるのが大好き)、都会的ポップスは認めない。(歌ったりしたら、即、仲間はずれ)
・それらの考えを内心にしっかりと根付かせ、決して都会人を認めない。
・しかし、自分(農業人)は、辛い農業を頑張っている(力仕事も多く、天候が酷くても休めない)から、そういう辛さがない、農業人から見れば楽な仕事しかしていない都会人は、自分たち農業人を尊敬して当然と信じ切っている。
・ただ、そういう農業人が「偉ぶれる」のは、自分の畑や田がある「限定された」地域だけ。いざ、都会に出ると、空威張りだけで(井の中の蛙を思い知って)、ぎこちなく歩き、恥をさらすことも多々ある。(地元に戻れば、決して白状はしないけれど。あるいは、失敗を逆に言って、嘘をついてでも、自分のメンツだけは守ろうとする)
結論は難しいけれど、要するに、井の中の蛙丸出しの人々である。
「地域限定」「お仲間限定」の偉い人でしかない。
視野が狭く、視野以外のことには、コンプレックスが強い、手を出そうとしない(そうするのが偉いと思っている)
新しいことに手をだすのは「バカ」と考えるので、同じことの繰り返し。
「嫁不足」「後継者不足」と言われても、よほど、そういう人が好きな女性で無ければ、結婚相手として選ばないのではないだろうか。
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