設定メモ
「この世界」は大きな大きな一つの円盤だと言った学者がいた。
水が満たされた円盤に幾つかの大陸が浮き、それが即ち「世界」なのだ、と。
真偽はともかくとして、その「大陸」の一つにアイレリア大陸という、いまでいうユーラシア大陸に似た形をした大地がある。
創世以来、常に戦乱に明け暮れ、群雄割拠後を絶たない混沌の地だ。
種族の分布としては人間種が最も多く、以下にドワーフェン、エルフェン、、ホビット、各種獣人族などの亜人種、そしてどう分類していいものか所謂魔族という者達がいる。
魔族とは広義の言い方だ。
ゴブリンなどの子鬼族や、吸血鬼や屍鬼といった不死族、あるいはさらに高位の存在もひっくるめての「魔族」である。
エルフェンやドワーフェン、ホビットなどは厳密には妖精種なのだが、人に似た姿形をしているために亜人と分類されている。あくまで人間種視点での分類ではあるが。
アイレリアには大小多くの国々が存在する。
アイレリアの形はユーラシア大陸のそれであると仮定した場合、現在のロシアがある辺りは大森林と呼ばれている。太古から変わらずに在り続け、自然の要害、野獣、そして魔族達の存在により、いまなお解明できていない謎が多い地域だ。
現在の中国とモンゴルがある地域は大砂漠地帯とよばれ、ここは二つの砂漠の強国が延々といつ終わるとも知れない戦争に明け暮れている。
そして現在のヨーロッパ。
ここは今でいう地球上でも大小さまざまな国々が存在するが、それはアイレリアでも変わらない。
地球でいうイギリスがある地域には、大海国とよばれるミトラ王国が覇を唱え、スペイン、フランス、ドイツがある地域はそれぞれサリア聖国、カサード帝国、カルナバン王国といった列強が名を連ねている。
そして現在。
所謂フランスがある地域の「カサード帝国」と、ドイツがある地域の「カルナバン王国」はあわや開戦という状況にまで国交が険悪化していた。
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