ハムサンド
ももいくれあ
第1話
一口かじった。
のみこんだ。
のみこめた、ハムサンドが、
体の中に溶けて涙になった。
食べたくて、食べたくて。
お腹がすいて、食べたくて。
なのに。。。
何も受け入れない。
誰のコトも受け入れない。
そんな日々を重ね続けた、
今の私を支えてきたのは、
ビタミン剤に安定剤、
睡眠薬に胃薬だった。
かろうじてのどを通るアルコールに身を任せ、
任せ続けた日々を重ねた。
目の前に取り揃えられた、色とりどりのそのエサは、
私にはムダなカロリーなのか??
日に日に痩せていくカラダを見て。
すらりと伸びた手足をみて。
毎日、ちょっとだけ苦笑い。
そんな日々に、サヨナラした。
ハムサンドとチョットの愛で。。。
ハムサンド ももいくれあ @Kureamomoi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます