悠久の絡繰り御伽噺。
東 瑚斗寧
ープロローグー
何時までも時を刻み続ける時計塔。鉄の蓋に覆われた世界はいつものように煙に包まれていた。
辺り一面ガラクタが転がっている何も無い荒野。そこに世界を知らない1人の少女が休む間もなく働いていた。
どこからともなく増え続けていくガラクタを分けては積み上げ、分けては積み上げをただただ繰り返していく。少女はただの人間では無い、絡繰り人形である。
そんな絡繰り少女とガラクタの元に、1人の男が尋ねてきた。
「よぉ、そこのお嬢ちゃん。」
これはとある人間の男と、絡繰り少女の果てしなく長い、悠久の御伽噺である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます