反逆のオーガ魔導士~エルフ大好きな俺、オーガに転生して脳筋無双となったがチソチソがデカすぎてエルフとできねえの何なん? だからチソチソを小さくする禁術を探しに変態ロリ闇エルフと旅に出る
第2話 転生したら目の前に半裸のエルフちゃんがいた件
第2話 転生したら目の前に半裸のエルフちゃんがいた件
俺ははっとした。
ぼんやりしていた意識が今、はっきりする。
俺は死んで、神様を自称する神ちゃんに遭い……そして、ここどこ?
目をぱちぱちしながら周りを見渡す。
どこか岩だらけの……谷間か?
切り立った崖に挟まれた岩場。
うん?
なんかいい匂いしない?
なんかこう……股間がモシモシされるみたいな香りが……。
「……く……誰か……」
! 女! 女の子の声した、マジで!
助けを呼ぶ、いかにもエロマンガそうな声……!
あそこのでっかい岩の方からだ!
その岩の方に目を凝らしてみれば……いた!
かわいい女の子が一人、鎖で繋がれてるじゃねえか!
華奢な体に淡い金髪。
布を巻き付けただけのような衣服はほとんど半裸。
おっぱい見えそう。
……ん? ……これ、エルフじゃねえの⁉
そうだ、そうだよ!
あれこそは漫画とかでよく見た耳! 白い肌! ほっそりとした太ももの奥! エッロ!
そんなエルフの女の子が鎖で繋がれて、俺の目の前にいる!
いやっほおおおおー!
転生した直後にいきなりエルフの女の子に会えるなんてついてる!
いや、しかし、こんなくそかわいいエルフを鎖で繋ぐなんて、酷いことをする奴もいたもんだ。
奴隷みたいな扱いじゃねえか。
虐待されてんのか?
俺はかわいそうなのは抜けないタイプなので、こういうシチュエーションは嬉しくない。
あ、でも、この子を助けてそのおかげでラブラブになるっていうのならいいな!
うへへ。
俺は下心満載で、その子を助けようと近付いた。
ずしん、と一歩。
「……くっ! 来ないで、汚らわしい怪物……!」
エルフの女の子が身をよじって呻く。
え! 怪物!?
俺はビビッて周囲を見渡す。
殺風景な岩場には怪物どころか草木さえまばらだ。
「……って、俺かいっ!?」
好感度モニター、ピッ。
エルフの女の子を見てみると、
『不確定名:エルフの女の子
好感度:-99 』
マイナスからのスタートです。
ありがとうございます。
なんでやっ⁉
「……私を殺して食べようとも、決して罪は消えません。いつか悪行の報いが来ます……!」
「ちょ、ちょ待って待って⁉ 殺して食べる!? 俺が!? しねえよ、そんなこと!?」
そんなもったいない!
俺は慌てて手を振り、否定する。
「え⁉ 思ったより優しい声……? い、いえ……ひ、人食い鬼(オーガ)のくせに……私を食べたいのではないのですか?」
「え、エッチな意味でなら食べたいです、へへ……いや、本当には食べねえけど⁉ ていうか、なに、俺、オーガなの!?」
俺はそこでようやく自分の体がどうなっているか知る。
むくつけき岩のような筋肉。
ぶっとい足に粗末なサンダル履き。
ごつごつした手の太い指には鉄みたいに硬い爪が生えている。
全身が真っ赤な肌に覆われた超巨大な体躯。
「……バケモンやないかいっ⁉」
おしっこ漏らしそうになった。
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