第20話 デート!!

ショッピングモールの駐車場、遊園地に近い場所に止まった。


「チョットだけ、買い物しようか?」


モールの中に入って、ファッション関係のフロアへ。入口近くのお店で、


「こんなのは、どうかな?」


手にとって見せられたのは、真っ白な、つばの広いUVカットの帽子。

そっと、私の頭にのせてきた。


あまりにも、自然に、スーッと、正面から、目を合わせて、のせられた、おしゃれな……


状況が掴めずに、呆けてしまった後、


「似合ってるよ!」


ここまでで、はっと正気に戻った私。

今、私は、茹でダコみたいに、真っ赤になって、湯気がでている!間違いなく!

口をパクパクしながら、それでも目は逸らさずに、ニコニコしているいちろうさんを、見上げる私。


「今日の服にピッタリだね!」


もうダメ、我慢出来ないかも?嬉しすぎる!


「今日は日差しが強いから、プレゼントするね!」


あ〜っ!幸せすぎる!良いのかしら?




作者より

近況ノートにも記しましたが、物語の結末をハッピーエンドに変える事にしました。次話以降、大幅に書き換えるので、しばらく不定期更新になります。




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