救済

俺が生まれた理由を作るとしたら、それはきっと俺のためではない

生まれ変わるなんてことがあり得るとは思わないが、もしも生まれ変わることが出来るならば俺以外のなにかになりたい

もう一度俺という自我を持ってしまうならば俺は生まれ変わる権利を放棄する

おわりを迎えに行くことは簡単だ

誰にでも出来る

だからこそそれはしない

生まれることが出来た存在ものには誰にでも与えられているおわりは勝手に来る

誰にでも出来ることをするほどつまらないことはない

他の誰でもない俺だけの俺はここにしかいない

俺だけの俺は誰も知らない

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