アルティメット化学マスター加藤
たんしーちゃん
第1話 THE SUN
今日はとても暑い日でその厚さと言ったらもう、水が沸騰するかのような、そんな比喩で例えられるほどに暑いのであり、加藤という男、いや彼が男なのか人ではないのかは定かではないといったところはあるのだが、まぁ加藤という存在とでもしておくが、彼は山を歩いていたのである。
さて加藤は化学の教師をやっている者であり、なぜ昼間に山を歩いているのかといったところを、読者のみなさんは問題にするのでしょうから説明すると、彼の学校が山にあり、授業のない時間にあるいているだけといったところである。
大いなる太陽の光が加藤に降り注ぎ、加藤はある考えに思い至る。その考えというものが、今後の彼の運命を決めるのであるが、その話は次回以降に置いておいて、彼の行動を見ていこうか。
「今日は・・・・暑いな・・・・」
加藤はこう言いながら整備された山道を歩く。彼は次に、何かを思い至ったのか、途方もないオーラを身にまとって言い放つ、
「仕方ない、太陽を、殺すか」
そして彼はそう、あのポーズである、ウルトラマンがスペシウム光線を撃つ姿勢で、直射日光に重ねた腕を向ける。アブナイ!直射日光を、直接見るのは、危険だと思うのだが、加藤はアルティメット化学マスターであるから、きっと対策しているのだろう。
そして彼の周囲に結構なエネルギーが集積し、
「ハァーーーーーーッ!」
の掛け声とともに太陽に向かい極太の光線が発射された!ズキューン!
こうして太陽は粉々に砕け散った。
太陽は最後に「おい、嘘だろ、どういうことだ!OMG!」と叫んでいたことが、400万年後に水星の証言で明らかになる予定だ。
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