第2話 深い海を潜ってナンセンス


ピンク色の風船をギュッギュッと破裂させ、唇を噛む僕の顔


校庭の四番目の木に行けば苛めっ子がこの首を掴んで 


校庭の樹木に僕の心を晒していく 


ここは亡霊が佇んでいる 


かつての自分が貶しあう 


僕の心は粉々に散っていく 


歪んだ影がこの身体を追い求め


横倒れになったトランプが




僕を呼んで逆落とし 


天矛から大空を見上げると


憎むべき猿の喧嘩を目の当たりにする 


そう、深い海を弄ってナンセンス 


爛れた脳みそは軽くなって


つまらないオプジェとして飾りましょう 


僕が僕を呼んでいる 


消える愛のかけら 


僕が進む蒼い道 星影 淡き夢 


それらの中に何がある 


洪水へぐちゃぐちゃに乾く砂嵐


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