うちの白畑は前世殺し屋。1
根暗木 爐維音
PROLOGUE 腐ったおにぎり
『ねぇ〜』
『明日のお弁当なに持ってくの?』
『いや〜任せるわ、白畑に』
僕は何気なく言った。
すると白畑は少し微笑んで
『おっけー 分かったわ』
僕は明日、白畑に任せた事を後悔した。
○*・○*・○*・#次の日
『なんかやばそうやな』
朝に白畑に渡されたいつもの弁当を入れる
袋を持って危険を感じる。
『どうかしたん?』
隣の席の人に言われた。
他人からみたらただの袋だ。
『白畑からやねんけど、危険そうやから』
僕は親に20点以下のテストが見つかって
しまったかの様な不安を胸に言った。
『え、見ていい?』
何を言い出すのか コイツは……………。
そして彼女は禁断の袋を開ける。
予想どうり強烈な匂いと
周りの席の人からの悲鳴だった。
白畑はそういう人だ。
いつも人を振り回す、散々だ
でも憎めない。
そうあの瞬間から。
うちの白畑は前世殺し屋。1 根暗木 爐維音 @orale_Loiene
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