中台問題 日本人は韓国を見習おう

@MasatoHiraguri

第1話 はじめに

  昔、小笠原へ行ったとき、地元の人から「岸壁から吊り上げられた、体長7メートルの鮫」の話を聞きました。父島の二見湾というのは天然の良港で水深が深いため、6・7・8月の暑い時は、時おりそんな巨大な鮫が入り込んでくるのだそうです。(少しでも水温が下がると、ピタリと来なくなる。)

  その鮫の腹を割いてみると、どこで食べたのか、トラックのタイヤだのナンバープレートなんかが出てきたそうです。


  太平洋戦争当時、海軍にいた人から「船が沈んだ時、7尺褌(ふんどし)を長く伸ばして泳いだので、救助されるまでの間、鮫に襲われなかった」という話を聞きました。鮫は自分よりも大きく見えるものは襲わないのだそうです。鯖や秋刀魚が群れを成して泳ぐことで、鯨のような大きな生き物に見せて防御する、という話もあります。


  つい最近、ネットのニュースで「鮫という生き物は、3.8億年前から存在する」と知りました。地球上の樹木(3.6億年)よりも長生きしている生物なんだそうです。


  で、これらの話から、

 「鮫というのは「バカ」なので、何でも食べる。自分より大きなもの(強い者)には絶対逆らわない。環境に適応するように自助努力しないで、ただひたすら、居心地のいいところ・食い物が豊富なところへ移動する。」この「バカさ」こそ、彼らの長生きの秘訣なのだ、と私は考えました。


2022年9月6日

V.1.1

平栗雅人

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