Тихий Dawn: Prelude 1
僕は記憶アーカイブの再生を一時停止し、再生用ヘルメットを外す。
目的を明確にする。
図書館へ世界のことを調べに来た。
手段を明確にする。
図書館の蔵書、巡回ドローン、記憶アーカイブ、その他設備、そして僕自身の全てを駆使して謎を解く。
岩石砂漠と都市廃墟の百景巡りの後、記憶の深淵を潜った。
記憶アーカイブに不思議な魅力を感じる。
手段を目的化してしまいそうな魅力。
つまり、思い出すこと自体が目的となること。
ああ。
別に、それでも良くないか?
静かな朝。
本棚に積もる灰は
老いず死んでいく世界。
永遠を手にした
答えなき
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます