異世界にて

第27話 終わり①

ヴェルカ達は召喚の議に苦戦していたが、1週間かけてようやくオルンという人物を召喚することが出来た。

それから1週間後、エレナントがカイによって滅ぼされたと知ったヴェルカ達は、カイへの憎悪をさらに深めた。

そしてさらに2週間後、勇者ヴェルカとその仲間たちがカイに挑み、僧侶エレーナがカイを倒したニュースが全世界に流れた。

そして、そのニュースが流れてから2週間後、勇者ヴェルカ一行が行方不明になったというニュースが全世界を駆け抜けた。

西暦2024年4月16日11:04:39、関東のとある漁港にて、1人の遺体が見つかる。

死因は焼死。死亡してから1日経過していた。現場環境と現場付近に遺書が遺体の6メートル先に、現場に来る為に使用していたと思われる靴と一緒に置かれていたことから、警察は自殺だと判断した。遺書にはこう書かれていた。

「これで開放される。苦しみと悲しみに満ちた世界から。これでレイナに会って謝ることが出来る。そのあとは、今までのすべての罪を背負い、地獄の業火に焼かれる日々を送ることとなるだろう。そして、いつの日か、許される日が来たなら、彼女が幸せに暮らしているところを見守らせてほしい。カイ」。

この物語はフィクションです。