異世界転生の現実

@6232

第1話 突然転生

 なぜ・・・こんなことになってしまったのか。ああ・・・こんなことならもっと頑張っておけばよかった。


  俺の名は大地。しがないサラリーマンだ。

俺は他のやつとは違う!選ばれし者なんだ!

そういいながらすでに40を超えていた。



 今日も、ただただ会社から帰るのみの帰路

唯一違ったのは俺のスーツの腹が血に染まったことだった・・・視界が霞んでいく・・・

 次に目が覚めると何やら偉そうな老人の前だった。

  「お主、やり直したくないか?」突然のことにあたまがついていかない。俺は死んだのか。

 「ああ、やり直したいね。あんな世界うんざりしてたんだ。」


 老人は淡々と語りかける

 

  「よかろう。なら異世界に転生させてやろう。今の姿そのままでな。あとは、能力として全ての言葉が通じるようにしておこう」


 ねがったり叶ったりだ。俺はふんぞりかえる上司や見下してくる同僚とはもともと生きてる世界が違うんだ。

「さぁいくがよい。世界の名はイクサという所だ。勇者よ」

  眩い光があたりを包む。次に目を開けると王の前のようだった。


   さぁ、異世界での暮らしの始まりだ!俺の名をひろめてやるぜ!


 この時はまだそう思っていた現実を知らずに

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