アルカナダンジョン 1

うっ!

俺はダンジョンの奥から放たれる無数の強烈な気配に背筋を凍らせながら歩いていた。 既にこのダンジョンに潜って数時間はたった

(気配を探ってなんとか魔物を避けて来たけどここから先は魔物の数が増えるから避けては通れない) そう思っていたとき後ろから強烈な気配が近づいてきた。

これはヤバイと本能で察して俺はその気配から遠ざかるように前へと走った。もちろんたくさんの魔物と遭遇する。

「クソ!」

そう口にして一か八かのかけで魔物の間を通り抜けようとする。

すると自分でも驚くほどのスピードで魔物たちを引き剥がしていった。

しかしあたり一面魔物だらけなのでそのスピードは落ち魔物の攻撃を避けるので精一杯だった。そして…

「しまった!」

攻撃を避けるので必死で後ろの崖に気づかずに躓いて落ちてしまった。

物凄い衝撃とともに意識が薄れていく。

「ここまでか…」

そうつぶやいて意識は闇へと落ちていった。

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