2023年6月5日 プロローグ要・不要?
昨日のTwitterでは小説のプロローグは必要か否か語る人が多かったみたいです。
例によって私のTwitterは平和なもので、2件くらいしか語ってるtweetは流れてきませんでしたので、多分こうだったんじゃないか劇場(チコちゃん)をもとに自分の考えをメモ代わりに書いておきます。あくまでも個人の感想ですからね。
プロローグを不要と主張する人たちは、恐らくエンタメ小説を書いていたり、よく読んでいる方たちなんじゃないかなと思います。エンタメ系の創作論には、少なくとも私が知っているものは、プロローグは難しいから書かない方が良い、と指導しているので。
表現の形を変えた視点では、刑事ドラマで冒頭に過去の未解決事件などをもってくるのもプロローグとも言えます。あれが、伏線になっていて半ばとか後半で現在の事件と繋がってくるわけですが、直感的な面白さを重要視するエンタメ小説やいわゆるWEB小説では、そういうものは排除される傾向にあるので、不要が正義ということになってしまうんだろうなと、個人の感想ですが思いました。
必要だと主張する人たちは、物語に引き込むための装置として主張していると思います。さきほどの伏線だったり、世界観だったり、その物語の雰囲気を表現するためかと。
でも、読書経験が少ない方や、エンタメ小説ばかり読んでおられる方の中にはそういうものは自分の価値観には合わないから無駄だと思ってしまうんじゃないかなと。
プロローグっていうサブタイトルにしていないだけで、冒頭はみんなプロローグみたいなものなんですけどね。
私の結論としては、プロローグという題名を付けるかどうかは別として、書き手と読み手とそれぞれの好みでもええやん、否定しなくてもええやん、作品によるやん、ということと、文学系の掴みやプロローグや詩的な導入が不要と断じている人は、それはお前さんの好みに合わなかったり、作者からふるい落とされているんですよ、と教えてあげたいと思ったり、やはり恐いから思わなかったり。
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