page.12 この世で最も価値のないもの【Documents/B】
【発生日時・発生場所】
1920年3月。四国。
【事件内容】
食肉用の鶏が〆ても〆ても体組織を補い、脳を起点に蘇生を続ける。それは両性具有であり金の卵を産み、人語を介し、恋もしたという。この鶏を巡って村の内部では対立が激化。殺人事件まで発生する事態に。
餌は不要だったが、人の助けになりたいと口癖のように言っていたという。
【容疑者】
鶏。
【処分】
見かねた当時の政府が軍による徴収という形で武装した一個小隊を投入。練度が低い部隊だった為、村人の返り討ちに合うものの強奪に成功する。
村をでた時点で鶏は死亡した。
死亡した鶏は即座に黒色の粘液になった為、瓶詰めにして研究所へと送られた。顕微鏡で見た範囲では液状になっていたものの鶏のものとおもわれる細胞が確認された。
【経過】
保管したサンプルは瓶の中から消失した。
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