6 新社会人
こんにちは、僕です。神山友也です。でもこの間はやりすぎたかなぁ…まさかあんなに二人の人生を覗き見したらなー…先代様におこられるかなあー。まっ、いっか。まあ、それは置いといて今、注目している人を見ますか・・・そうそうこの間、僕の神社に寄ってきて、彼は言ったんだ「神様、僕を幸せにしてください。」って。幸せか・・・。よく見たら、彼は金城失也といって、どうやらリストラされて、パチンコで負けて大量の金をうしない、妻と子供がいなくなったといった感じかな。情けない男だよ。でもまだ二十五か。しかたない。パッと、お望みですか。・・・そのころ失也は突如目の前に現れたものに興奮していた。それは、一億円が入った通帳とすっかり頭から消えた知り合いの写真とどこかの会社の社員証である。「よし、これでいきていける!」だが、十年後彼はあっけなく死んだ。
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