【あら感】1-17 My genius
●作品名:1-17 My genius
(2)「惜しい!」ポイント:要
【タイトル・あらすじのみを見ての感想をお届けしております】
(1)所感
タイトルと同じくあらすじも短いっ。
しかしなるほど、短いながらに言葉のチョイスが光っている作品だなぁと思います。
このお話、天才と天才の恋物語なんですね。
私の予想、外れてしまった……(しろめ。笑
しかし『彼等が隠しておきたかった』『鮮やかな失態』となると、どんなに天才な彼等でも、否、天才な彼等だからこそ、上手くいかないちょっと斜め上の恋物語が見られるんじゃないだろうか。
確かにね、天才は凡人から見ると、時に「どうしてそうなった?!」と叫びたくなるような素っ頓狂をやらかしますからね。
そういう切り口なのでしょう。
私じゃ絶対に思いつけないような展開が待っている筈……楽しみぃ!! (と、ハードルを上げて正座待機。笑
(2)「惜しい!」ポイント
最初に読んだ時、「せっかく『天才と天才のちょっと恥ずかしい恋物語』という面白そうな話なのに、なんとなく作品の輪郭がぼんやりとしてしまっている様な気がする。何でだろう?」と思ったのですが、もしかしたらキャラのパーソナルが示せていないからなのかもしれません。
というのもこの作品、「恋物語」を作品の売りにしているんだとお見受けしました。
恋、すなわち人と人の関係性の変化や心情描写が一種の見どころになるのではないでしょうか。
そういった人間関係ありきな作品は、キャラのパーソナルな部分がどうであるかによって、物語の面白さの方向性は如何様にも変わってくると思います。
面白さが、キャラたち二人の性格的・常識的なギャップから来るものなのか、似た者同士であるが故になかなか進展しない焦れ恋的なところにあるのか、はたまた抱えている何らかのトラウマを克服しなければ恋愛できない感じなのか、などなど。
色々とあると思いますが、キャラクターの性格や葛藤を具体的に示す事で、より読者に優しい=訴求力のあるあらすじが出来るんじゃないかなと思います。
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