【あら感】4-16 花旦秘華物語 ~後宮で国一番の女優を目指します~
●作品名:4-16 花旦秘華物語 ~後宮で国一番の女優を目指します~
(2)「惜しい!」ポイント:要
【タイトル・あらすじのみを見ての感想をお届けしております】
(1)所感
こらぁぁ! 誰だぁ! 密偵ものとか言ったヤツ! 出て来なさいっ!
……(イソイソ
という事で、ストレートに歌劇ものだった。
ちょっと深読みし過ぎたぜ(笑)
しかしなるほど、まずアイデアが面白いなぁと思いました。
何で後宮が舞台なのかと思ったら、「そこでしか女優として生きられないから」という。
中華ファンタジーはあまり詳しくないのですが、結構珍しいアイデアなのでは?
その上で、中華ファンタジー特有のドロドロとした人間模様に巻き込まれそうだし、何よりも掲げた『天子様に認められたら私が国一番』という目標に、誰でもない皇帝(天子様)自身が一番の障害になるという。
この構図も、とっても面白そうだと思います。
そして何よりも、そういった設定の面白さをこの文字数で余すことなく伝えてくる。
設定だけじゃなくてフリもしっかりやっている。
なかなかできる事ではないと思うので、純粋に凄いなぁと思いました。
うん、すごい、羨ましい……!
(2)「惜しい!」ポイント
無いぞ、本当に。
本当に無い。
敵である皇帝や他の人々の性格とかが見えないけど、別に無くても十分に面白さが伝わってくるのは何でだろう。
後宮の人達を『後宮に渦巻く嫉妬や欲望』という言葉で見事に括っているからか、それともこれがあくまでも恋愛ものではなくてお仕事ものだからなのか。
お仕事ものは何となく、仕事と自分との闘い(または、仕事というフィルターを通した先の人との闘い)というイメージがあるんですよね、私。
人と争うにしても「そもそもどんな性格の人が=仕事に対する方向性」が論点になるから、目の前に立ちはだかる人のパーソナリティーは、仕事に対する方向性についてくるような。
もしかしたら、そういうところも理由として在るのかもしれない。
とにかく、あらすじで出す情報の足し算引き算が上手いと思います。
真似しよう……。
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