2話
私の恋人?な先生と一緒に暮らすことになった。
「琴美じゃだめみたいだからどう呼べばいいだろうか。」
「ごめんなさい、わかりません。」
「なら今まで通り琴美と呼ぶ。」
先生の名前、一度も知らないまま私の呼び方が決まった。
「あの...先生の名前は。」
「秋、だ。」
名前を知った後私についての説明が始まった。
私は、学生。先生と同じ高校に通っているらしい。
学年は2年生、先生と同じクラス。
部活は何も入っていない帰宅部。
心を病み最近学校を休みがちになっている。
真面目で近づきにくいオーラを放っているせいで友達はいない。いつも先生にべったり。
真面目な割に成績は悪く、追試経験が1年生から何度もある。
「あなたと付き合うまでの話も聞きたいです。」
「長くなるがそれでもよければ話す。」
「どれだけ長くなってもいい、とにかく聞きたいです。」
「ありがとう、なら話そうかな。おっとその前に夜ごはんを食べよう」
今の時間は全く分かっていなかった。
彼がもう21時だと言っていた。
食べたいと全く思わないが食べることにした。
「俺が美味しい料理作るから待ってろ。」
---1時間後---
出来た料理はよく分からない物だった。
「ごめん…美味しいオムライスを作ろうとしたら卵が焦げてしまった。」
「よく分かりませんがありがとうございます。いただきます。」
「うグッ…。焦げてて苦い。琴美にこんな不味いもの食べさせるなんてできない。」
「冷凍食品、今温めるからな。」
いつか美味しいオムライスを琴美に食べさせられるようになるんだ、と言っているのを聞きながら美味しい?冷凍食品が温め終わるのを待った。
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