異世界運び屋

由良戯

運び屋-風猫-手紙を運びます

カランッと鳴る風鈴の音と共に現れる運び屋-風猫-開店です。

自分は運び屋をやってる者だ


「なぁ千夜チヨ


「なんですか?店長」


「暇だからさー、ゴーレム作りに行かねー?」


「嫌ですよ、土臭くなるので…というか、第一金無いですし。」


このスカした返しをしやがるのはうちの店員の千夜だ。千夜なんて名前してるが男だ。

黒髪に切れ長の目、スタイルも良く身長も170後半はある。

対して俺は、砂色の髪に糸目、スタイルは良いが身長が172と少々物足りない。

羨ましい。


しょーがない。今日も寝て過ごすかねぇ…。にしても、春ってのはなんでこうも眠たくなるのかねぇ…


「ふぁぁぁぁぁ…」


「欠伸なんて珍しくも無い。どうしたんです?」


思わず欠伸が出てしまった…。

後、千夜珍しくも無いとはどういう意味だ? 

普段から、サボってるみたいな言い方しやがって…これは誤解を解かねばならない…。

そう思い背中を預けてた椅子から席をはずそうとしたら…来店を告げるベルが鳴った。

「すみません。なんでも、はこんでくれると、きいてきました。」

        

      小さなお客が来店したみたいだ

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