第46話 飛行機雲
秋の朝
雲一つ無い青空に
伸びていく飛行機雲
くっきりと
緩やかな弧を描きながら
それはまるで
どこか強い意志を持つみたいに
力強く、美しく伸びていく
隣にいる貴方の体温を
右腕で感じながら
あたしもあんな風に
貴方へ伸びていきたいと思う
たとえいつかは
消えてしまうかもしれないものであっても
今、あたしは
貴方を想っている
確かに、想っている
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます